飲食店では無洗米と普通米をどう選ぶ?選ぶ際のポイントや合う料理は?

目次

飲食店では無洗米を選んだらいいのか、普通米を選んだらいいのか、迷う場合も多いでしょう。選ぶ際のポイントやそれぞれに合う料理について紹介します。

無洗米と普通米、飲食店ではどっちを選ぶべき?まずは特徴を比較しよう

飲食店で無洗米や普通米を選ぶ際にはそれぞれの特徴を知って、メリット、デメリットを知っておくといいでしょう。

無洗米のメリット|時短・省力化・品質安定で飲食店に人気

無洗米を選ぶメリットは、お米を研ぐ時間が削減できること、また研ぐ労力の省力化、人件費の削減、水の節約、品質安定などです。

お米の研ぎ方などにもコツが必要ですので、無洗米を活用することでいつでも同じように炊くことができておすすめです。

無洗米のデメリット|コストや保存性で注意したいポイント

無洗米のデメリットは、コストが割高なことです。20円~30円/㎏ほど精白米より価格が上がります。また、保存性としては、臭いがつきやすいデメリットがあります。乾燥や湿気、虫にも注意が必要です。

普通米のメリット|銘柄の自由度が高く味のこだわりを出しやすい

普通米のメリットは、様々な銘柄から選ぶことができる点です。無洗米と比較すると、多くの銘柄からメニューに合ったものを選ぶことができます。銘柄によるこだわりを出しやすい点がメリットです。

普通米のデメリット|手間がかかり仕込み負担が増えることも

普通米のデメリットは、お米を研ぐ手間がかかり、大量に研いで炊く際には仕込みの負担が増えることです。労力がかかり、人件費がかさみます。水も多く必要となります。環境に配慮する場合は検討が必要です。

無洗米と普通米、飲食店に合うのは?業態別に最適な選び方

無洗米と普通米で飲食店に合うのはどちらなのかについて、次に詳しく見ていきます。業態別に最適な選び方についても知っておくといいでしょう。

無洗米が向いているお店|効率重視・回転率が高い店舗に最適

無洗米が向いているお店は、効率化ができますので、効率重視、回転率が高い店舗に向いています。特にご飯がたくさん必要なお店に向いています。

無洗米は、定食屋やお代わり自由にしているお店などに最適です。

普通米が向いているお店|味や香りにこだわる店舗におすすめ

普通米が向いているお店は、様々なお米の銘柄から選びたい場合、味や香りにこだわりたいといったお店に向いています。それぞれのメニューに合う銘柄を追求したい場合には、普通米を選択するといいでしょう。選択の幅が広がり、銘柄ごとの特徴を活かすことができます。

メニュー別に見る!無洗米・普通米のおすすめ活用法

無洗米・普通米がどんなメニューに向いているのかも紹介しますので、参考にしてください。無洗米は普通米と比べて、製造時に表面の「肌ぬか」を物理的に除去する加工が行われています。そのためお米の表面が微細に削られ、吸水性が変化しています。また、計量カップで計量すると、肌ヌカが除去された分、精白米に比べて正味量が少し多く計量されるため、多めの水加減が必要です。水を通常の米よりも5〜10%多めにして炊く必要があります。

無洗米は、少し硬めに炊き上がる傾向があります。

無洗米に合うメニュー|水分量が多い料理との相性が抜群

無洗米に合うメニューは、吸水性が劣るために、メニュー自体が水分量が多い料理と相性が抜群です。

カレーライス

少し硬めに炊き上げる傾向のため、無洗米はカレーライスのルーがよく馴染みます。カレーライスと相性がいいでしょう。

チャーハン

油を使ってもパラパラに仕上げるのが理想の炒飯にも無洗米が合っています。

丼もの(親子丼・牛丼)

親子丼や牛丼など丼物メニューのような、ご飯の上からかけるメニューに向いています。ご飯がべたつきにくくておすすめです。

弁当飯(冷めても固くなりにくい)

「あきたこまち」など粘り気が強い銘柄の無洗米を選ぶことで冷めても固くなりにくくなります。弁当にも適しています。

普通米に合うメニュー|香り・粒感・粘りを活かせる料理に最適

普通米に合うメニューは、普通米の香り・粒感・粘りを活かせる料理です。ご飯の味をしっかりこだわって味わってもらいたいメニューに最適です。

寿司のシャリ

寿司のシャリには、様々な銘柄米から、寿司に合う普通米の銘柄米を選んでみるといいでしょう。「あきたこまち」や「日本晴」などがおすすめです。

和食の定食ごはん

普通米は香り・粒感・粘りが強いという特徴があり、和食の定食ごはんに向いています。また、多くの銘柄米からメニューに合わせて選べておすすめです。

まとめ

飲食店では無洗米か普通米のどちらを選べばいいのかについて紹介しました。無洗米と普通米の特徴をよく知って、選ぶ際のポイントや合う料理を知っておくといいでしょう。

飲食店では様々なメニューを提供しますので、効率や回転率のために無洗米を選ぶのもおすすめです。

無洗米が合うメニューでは特に活用してみるといいでしょう。

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