タオコシ
田起こしとは、春先に土を乾燥させたのちに肥料を混ぜ合わせ耕す作業のことを指します。
土を乾かす作業では、微生物による有機態窒素の分解を促進させ、土に含まれている有機態窒素を植物が吸収しやすい無機態窒素に変化させることを目的としています。
また、土を乾かす際、土を起こして乾かすことで空気を含ませ、稲を植えた後の根の成長を促すことも目的の一つです。
また他にも、有機物を鋤き込んで微生物やミミズに養分を作り出してもらうこと、土を砕き団粒化することにより保水性や保肥力を高めること、雑草をの種子を深く沈めることにより雑草の発生を減らすことなどが目的として挙げられます。
田植え前の4月や5月時点で田起こしを行うことで、秋の収穫量の増加を図ります。