ウンカ
ウンカとは、稲の茎や葉にストロー状の口針を刺して吸汁する害虫のことです。
成虫状態でも幼虫状態でも稲に悪影響がある、非常に厄介な害虫です。
ウンカは主に3種存在し、7月~8月に多発生する「セジロウンカ」、9月~10月に被害が目立つ「トビイロウンカ」、年間をかけて発見される「ヒメトビウンカ」が存在します。
このウンカは南西風によって主にベトナム北部や中国南部から運ばれてくる害虫のため、気象情報から飛来予測を行い、対応していくことは可能です。
なお、ウンカによって生じる主な悪影響としては、「坪枯れ」や「イネ南方黒すじ萎縮病」が挙げられます。
なお、現段階では農薬による対策が一番容易かつ低コストなため、農薬の使用がよくとられている現状です。