国産100%のブレンド米の組み合わせ
複数のお米をブレンドしたブレンド米は、安くて美味しいお米として人気も高くなっています。ブレンド米は、国産米同士をブレンドすることも多く、国産100%のブレンド米なら安心・安全でしょう。
以前は海外米などとのブレンド米も多かったために、ブレンド米に対して抵抗がある人も、国産米100%のブレンド米を検討してみませんか。
国産米100%のブレンド米の選び方、安心・安全性について詳しくご紹介します。
新米と古米とを組み合わせた同銘柄ブレンド
ブレンド米は、どのようにブレンドするのかによって様々なブレンドの仕方があります。
中には、同じ銘柄の新米と古米とを組み合わせて、ブレンドした同銘柄などのブレンド米がありますので、探してみるといいでしょう。
同銘柄のブレンド米ならば、同じ特徴のお米同士がブレンドされていますので、そのお米の特徴をきちんと堪能できていいでしょう。
次の新米が出ると古米になってしまいますので、あまり新米と古米の収穫期間が変わらない場合もあります。
新米と古米との組み合わせでもあまり味が変わらないこともあります。また、新米と古米の同銘柄米はブレンドの場合は、味も想像でき、安心・安全にお米の味が楽しめます。
産地内で他銘柄の収穫量を調整してブレンド
また、同じ国産米、同じ産地で、他の銘柄米のお米とブレンドしたお米もあります。その場合は、同じ産地で収穫されていますので、安心できるでしょう。
同じ水、同じ環境で作られた安心・安全なお米のブレンドと感じることができます。海外のお米とのブレンド米のように、どのような環境で収穫されたお米なのかわからないお米とブレンドされるよりも安心・安全を感じやすくなるでしょう。
目的の料理に応じたブレンド
また、ブレンド米は、料理などの目的に合わせてブレンドされることも多くあります。料理に合わせて美味しさを追求するのがブレンドの目的ですので、味の面でも安心・安全と考えられます。
お米専門店でお米のプロが目的の料理に合わせて、特徴を考えてお米同士をブレンドしてくれます。料理の目的で変えたい場合は、どんなお米がブレンドされているのかを自分でも確認してみるといいでしょう。
国産米の安心
ブレンド米は、単一銘柄米よりも安いのが特徴です。
安さの面で、安心・安全を不安視する人もいるでしょう。また、まずいと思ってしまう人も多くいます。
しかし、最近のブレンド米は国産米同士をブレンドすることも多く、人気の銘柄米をブレンドすることもあります。
お米のプロが国産米の美味しさを考えてブレンドしているものが多くなっています。
お米のプロが産地や品種、産年などを見ながら、また味の面でもこだわってブレンドしていますので、様々な安心が得られるでしょう。
安いから不安、まずい、という固定観念は誤り
これまでは、ブレンド米は安いから不安、まずいと思ってきた人も、ブレンド米が作られた目的や組み合わせ方を考えると安心できるのではないでしょうか。
安くて美味しいお米にするため、また収穫量を確保するため、そして料理に応じて美味しいお米にこだわって、ブレンドしているのがブレンド米の目的です。
組み合わせは、国産米ならば安心・安全で、ブレンド米には、適正な審査基準もありますので、それを知ってみるといいでしょう。
適正な審査基準
複数のお米が組み合わさるブレンド米には、安心・安全のための適正な審査基準があります。
ブレンド米ならではの表示方法が厳しくなっていますので、知っておくといいでしょう。
ブレンド米では、主に使用されている原料米が5割以下の場合は、その主な品種をパッケージに大きく表示することができません。ブレンドしたお米の内訳を表示する必要があり、産地、品種、産年などを詳しく明記しなければなりません。
下記のように表示されますので、参考にしてください。
「複数原料米」
国内産 10割
〇〇県〇〇品種〇〇年産〇割使用
△△県〇〇品種〇〇年産〇割使用
ブレンドしているお米を全て列挙することが基準として決められています。
このことによって、国内産100%(10割)であることやブレンドの割合を明確に知ることができるようになっています。
消費者庁品質表示基準として、玄米及び精米品質表示基準によって決められた統一された表示がされていますので、その点で安心・安全が確保されていると言えるでしょう。
まとめ
ブレンド米について見てきましたが、ブレンド米は安くて嬉しいけれども、どんなお米がブレンドしてあるのか心配という人がいるのは確かです。
ブレンド米は、きちんと適正な審査基準で、どんな原料米がブレンドされているのかを全て表示するようになっていますので、しっかり確認するといいでしょう。
国産米100%(10割)と書かれている場合、どこの県で作られ、どんな品種で何年産のお米が何割ずつブレンドされているのかが全てわかるでしょう。
ブレンドの中身が分かっていれば安心・安全です。
ブレンド米も美味しいお米を安く提供するように工夫されていますので、「安いブレンド米は心配」という固定観念をなくしてみるのもおすすめです。