ケーキは笑顔になる魔法のスイーツ
高齢になって日頃の食事ではなかなか食欲がない場合も、甘いものを食べると喜ばれる方も多くいます。甘いものが楽しみという高齢者の方も多いでしょう。
ケーキは、食感が柔らかく食べやすくて、いろいろな食べ物が食べづらくなった人にもおすすめです。
また、ケーキは、いつもの食事とは異なる贅沢な感じがあって喜ばれます。笑顔になる魔法のスイーツと言えるでしょう。
中には、抹茶や小豆など和菓子素材をつかったケーキを喜ばれる方もいます。和菓子だけでなく、高齢者の方の好みに合わせて、時にはケーキを出してみるのもおすすめです。
介護食で喜ばれるケーキ
高齢者の方が介護食で食べて喜ばれるケーキとは、どんなケーキなのかをご紹介します。
しっとり柔らかな食感
介護食を日頃食べている高齢者の方にとっても、ケーキは柔らかな食感で食べやすくて好まれます。ただ、ふんわり柔らかなケーキでも、スポンジ生地を口に多く入れてのどに詰まらせたり、トッピングによっては噛みにくかったりするでしょう。
嚥下機能が弱っている場合は、できるだけしっとりとして柔らかなスポンジケーキをあげるのがおすすめです。ムースなどのケーキもいいでしょう。
季節感、バースデーなどに
ケーキは、日常食とは異なって、季節感があり、喜んで食べてもらえます。季節のフルーツがムースになったものなども食べやすくておすすめです。
バースデーの場合も、ケーキをあげることで、とても華やかで特別感があって喜ばれるでしょう。
特に季節のフルーツなどは色鮮やかなものも多く、イチゴやメロン、パイナップル、オレンジなどカラフルな色合いで飾ると見た目からも食欲が出ます。
比較的食べやすい
また、ケーキは、食欲がない高齢者でも甘いものならと楽しんで食べられることが多くなります。日頃から甘いものが好きという方には、食欲が出るでしょう。介護食としてもおすすめです。
また、甘いものが少し苦手な人でも最近では甘さ控えめなケーキも増えてきています。割とあっさりと食べられます。チーズケーキやかぼちゃなどの野菜で作ったケーキも、あまり甘くなくて食べやすいケーキです。
おすすめの介護食ケーキレシピ
手作りをする場合のおすすめの介護食ケーキレシピについてもご紹介します。
しっとりロールケーキを作ってみるのもおすすめです。ロールケーキは作りやすく、しっとりとした生地にすることで高齢者の方も食べやすくなります。
ロールケーキを作る際に、メレンゲを生地に入れることで、しっとりふっくらと柔らかな生地にするのがポイントです。また、生クリームを中にたくさん挟んでロールケーキを巻くことで、よりふんわりと食べやすくなっておすすめです。
【しっとりロールケーキのレシピ】
(材料)※30cm×40cmのロールケーキ1本分
卵(L)8個、砂糖100g、バター(無塩)60g、薄力粉(2回振るう)80g、牛乳100g、生クリーム200CC、砂糖20g、バニラエッセンス適量
(作り方)
1.オープンを150度で予熱しておき、卵を卵黄、卵白に分けておきます。
2.溶かしバターを作り、その中に2回振るった薄力粉を少しずつ加えてゆっくり加熱していきます。泡立て器でよく混ぜ合わせるようにします。
3.そこに牛乳を4回に分けて少しずつ加え入れます。
4.次にそれを耐熱ボウルに入れて、電子レンジで30秒、色が少し変わるまで加熱します。その後、少し硬くなっていくまで混ぜ合わせましょう。
5.その中に卵黄を1個入れて良く混ぜて、生地を作っておいてください。
6.次に卵白を冷やしながら泡立ててメレンゲを作り、3回に分けて砂糖をメレンゲに混ぜ入れます。
7.5の生地にメレンゲの泡をつぶさないように少しずつ加えてふんわり混ぜ合わせます。
8.天板にクッキングシートを敷いて、生地を流し入れ平らにします。予熱しておいたオーブンで12~14分焼きます。
9.生地が焼き上がったら冷まし、泡立てた生クリームをたっぷり載せて巻いていきます。切り分けたら完成です。
まとめ
高齢者の介護食としてケーキがおすすめということをご紹介してきました。
レシピもご紹介しましたが、他にもムースやチーズケーキ、レアチーズケーキ、かぼちゃのケーキなどしっとりとしたケーキを作ってみるといいでしょう。
また、嚥下に問題ない場合は、普通のケーキでも大丈夫です。
気分を変えるために、また季節感が味わえるように季節のフルーツなどが載った甘いケーキもおすすめです。
時々介護食に加えてみると喜ばれるでしょう。