【調理器具編】美味しいお米の炊き方

目次

介護施設や求職配給会社様など、定期的に食材を大量発注している企業にとって、食材を適切に保管することは非常に重要です。
今回は、お米の管理上でよく起こるトラブルと、適切な保管方法までご紹介したいと思います。

<目次>

①美味しいお米を炊くために…調理器具毎に炊飯方法は異なる!

②代表的な業務用調理器具

③美味しいお米を炊くための調理器具別炊飯方法

④まとめ

美味しいお米を炊くために…調理器具毎に炊飯方法は異なる!

「ネットに書いてある美味しい炊飯方法を真似しても、いまいち味が変わらない」
業務用のお米を炊飯する際に、上記のようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
事実、お米を炊飯した際に美味しく出来上がらない原因として、お米の炊き方に問題がある場合が多いです。

お米が美味しく炊きあがらない原因として

・調理器具に最適な調理方法ではない

・炊飯の前準備が適切ではない

・水分量が適切ではない

など様々な要因が挙げられます。

今回は業務用米の炊飯と家庭用の炊飯の一番大きな違いである「調理器具別の炊飯方法」について解説したいと思います。
お米を炊飯する調理器具別の美味しいお米の炊き方を知ることで、出来上がったお米の味を美味しく改善することが出来ます。

代表的な業務用調理器具

そもそも自分が業務用米を炊飯する際に、どの調理器具を使用しているかご存知でしょうか。
まず、炊飯方法の前に、業務用米を炊く際の代表的な調理器具を紹介させていただきます。
業務用にお米を炊く(大人数用の炊飯)際に使われる主な調理器具は以下の通りです。

・電気炊飯

 -マイコン炊飯器

 -IH炊飯器

・ガス炊飯器

・圧力鍋

まず、最もメジャーな調理器具として、電気炊飯器が挙げられます。
電気炊飯器とは、電気を用いてお米を炊き上げる炊飯器で、家庭用の炊飯器は電気炊飯器を使っている方が大半だと思います。
特徴として、電気を熱の力に変換してお米を炊き上げるので、「安全に」使用することができ、「細かな温度調整」が出来るといった特徴があります。

電気炊飯器の中でも大きく分けて2つの種類の炊飯器、「マイコン炊飯器」「IH炊飯器」があります。
まず、マイコン炊飯器について解説いたします。

〇マイコン炊飯器とは、電子炊飯器の中でも低価格帯の製品でお手軽に入手できると言ったメリットがあります。


IH炊飯器との大きな違いは、加熱方法の違いにあります。
マイコン炊飯器は、そこに設置している加熱装置から釜全体を温める仕組みとなっています。
一方で、IH炊飯器はマイコン炊飯器よりかは価格が高いものが多く、加熱方法も熱を釜全体に与える形式であり、お米をムラなく炊けるのもメリットの一つとなっております。

〇続いて、ガス炊飯器につきましてです。


ガス炊飯器は、電気炊飯に対して、ガス栓につないで、ガスの熱を用いてお米を炊く方式です。
メリットとしては、高い火力でお米を炊くため、電気炊飯よりも「短い時間」で「美味しいお米」が出来ると言った点にあります。
ただ、ガス栓が必要となるため、家庭用にはあまり向かない炊飯器です。

〇最後に、圧力鍋での炊飯です。

圧力鍋のメリットとしては、「圧倒的なスピード」にあります。
おそらく、圧力鍋のみで業務用のお米を炊飯している施設様は少ないかと思いますが、そのスピード故にお急ぎでお米を炊く際に非常に有効な手段です。

皆様のお使いの調理器具はどちらの手法かお分かりになりましたでしょうか。
それでは、続きまして調理器具別の最適な炊飯方法を紹介させていただきます。

美味しいお米を炊くための調理器具別炊飯方法

前項で紹介したメジャーな4つの調理器具につきまして、それぞれ最適な炊飯方法を紹介させていただきます。

・電気炊飯 - マイコン炊飯器

マイコン炊飯器で、美味しいお米を炊くにはポイントとして、炊飯前のひと手間にあります。
具体的には炊飯前に、お米を長めに水に浸しておきお米を水に「慣らしておく」事です。
目安としては、夏場で120分、冬場で150分程度浸しておくことが理想です。
水分量は、浸す前の量として、生米量の1.30~1.35倍が最も美味しく炊きあがります。
お米を炊く前に、水に長めに慣らす事で、水分をお米全体に浸透させ、出来上がりをふっくらと炊くことができます。

・電気炊飯 - IH炊飯器

IH炊飯器に関しては、IH炊飯器自体に美味しくお米を炊き上げる機能がついているため、基本的に特別な事は実施頂く必要はございません。ただ、マイコン炊飯器ほどではないですが、お米を水につけておくと、より美味しく炊きあがります。
目安としては、夏場で90分程度、冬場で120分程度が目安となっております。
水分量はマイコン炊飯器同様、生米量の1.30~1.35倍程度が最適となっております。

・ガス炊飯器

ガス炊飯器の場合、水につけておく時間としては、夏場で90分、冬場で120分程度が目安となっております。
水分量は、電気炊飯と異なり、生米量の1.35~1.40倍と水を多めに入れておくことで、ふっくらとしたお米が出来上がります。
ガス炊飯器は、従来のかまど炊きに似ていることから、とても美味しいお米が出来ると評判の一品となっております。

・圧力鍋

圧力鍋で美味しくお米を炊くポイントは、火力にあります。
水分量は、電子炊飯同様、生米量の1.30~1.35倍が最適です。
火力としては、お鍋から火がはみ出ない程度が最適です。
つまり、中火程度の火力での炊飯が最も美味しく炊きあがります。
強火にしすぎると、お米が焦げてしまう事も多いので、注意が必要です。
また、圧力鍋は保温機能がないため、炊飯後は速やかに召し上がるのが一番美味しい食べ方になります。
急遽追加でご飯が必要になった際に活用いただくのがベストと言えますね。

まとめ

今回のコラムでは、調理器具別の美味しいお米の炊き方を解説させていただきました、
当サイトでは、他に

【前準備編】美味しいお米の炊き方

【テクニック編】美味しいお米の炊き方

のコラムを掲載している他に、

「お客様の個別の事情ごとのお米のお悩み相談」も無料で承っているので、ご相談やお悩みがある際にはお気軽にお問い合わせいただければと思います。

お米の事なら関西業務用米.comへお任せください

お電話ご希望の方はこちら