日本のお米輸出ランキングはトップ10以下!世界に誇れるブランドに

目次


日本のお米は美味しいと人気ですが、世界へのお米の輸出ランキングでは、トップ10にも入っていない状況です。まだまだ日本のお米の輸出量は多いとは言えません。

日本のお米の輸出がこれからどうなっていくのか、またどうアピールしていったらいいのかを紹介します。

日本のお米輸出ランキング

農林水産省調べでは、2020年1月~12月の世界でのお米の輸出量では下記がトップ10ランキングとなっています。
•1位 インド(12.5 百万精米トン)
•2位 ベトナム(6.2 百万精米トン)
•3位 タイ(5.7 百万精米トン)
•4位 パキスタン(4.0 百万精米トン)
•5位 アメリカ(3.5 百万精米トン)
•6位 カンボジア(1.0 百万精米トン)
•7位 ミャンマー(0.9 百万精米トン)
•8位 ウルグアイ(0.9 百万精米トン)
•9位 ブラジル(0.8 百万精米トン)
•10位 中華人民共和国(0.8 百万精米トン)
インドのお米の輸出量は特に多くなっていて、インド、ベトナム、タイなどアジアが多い傾向です。

世界のトップ10に入れず

日本のお米の輸出量は最近増えてきていますが、トップ10にも入らず、全体の0.3%程度とも言われているのが現状です。日本ではお米が余っている状況ですが、日本の美味しいお米の輸出量は、世界のトップ10にも入っていません。

世界の米の輸出量の合計は43.4百万精米トン

世界全体の米の輸出量が合計43.4百万精米トンで、年々輸出量は増えています。お米の需要自体が増えていっている状況です。日本食ブームもあって、お米の輸出量は増えていると言えます。

輸出の多い国は1位インド、2位ベトナム、3位タイ

輸出の多い国を見ると、1位インド、2位ベトナム、3位タイのアジア3国で、半分程度の輸出をまかなっています。
インド(12.5 百万精米トン)、ベトナム(6.2 百万精米トン)、タイ(5.7 百万精米トン)と多くの輸出量を誇っています。
特にインドはとても増えている傾向です。

お米の輸出先の傾向

お米の輸出先の傾向についても紹介します。どんな国へのお米の輸出が多いのかも参考にしてください。

日本のお米の輸出先は、香港、シンガポール、台湾などのアジア圏が多い

日本のお米の輸出先としては、特に香港、シンガポール、台湾などのアジア圏への輸出が増えています。こうした国で日本食がブームとなっています。

アメリカやヨーロッパなどでも人気

アメリカやヨーロッパでも日本食の美味しさを多くの人が知るようになり、日本からのお米の輸出も増えています。
アジア以外でもお米の輸出が増えている傾向です。

海外市場への進出、日本の米産業にチャンス

また、これまでは、インドやベトナム、タイなどが多くのお米を世界に輸出してきましたが、日本食の美味しさから日本のお米の美味しさが伝わり、お米の輸出量が大きく増えている傾向です。
日本の米産業にとってチャンスとも言えます。

日本のお米の輸出量は2019年~2020年で前年比15%の伸び

日本のお米の輸出量は、2015年の7,640トンから2019年には17,381トンに達しました。
2020年1月~9月までの輸出量も13,556トンと、前年同期と比較して、15%の伸びを示しています。
日本のお米の美味しさが実感されてきたと言えるでしょう。
日本のお米をもっとブランドとしてアピールすることで世界に売り出すことが必要となっています。
これからはもっとコメの輸出に期待できる時代です。

日本のお米は品質が高いと評判

お米は大きく分けて、ジャポニカ米(短粒種)とインディカ米(長粒種)に分けられますが、同じジャポニカ米やインディカ米でも、品質や価格に大きな差があります。
日本のお米は、水も良くモチモチした食感や香りのお米が育ち、品質が良くて人気です。

味や香りが優れているので、海外での需要が高い

味や香りに優れた日本のお米は、日本の気候や風土によってその味ができていると言えるでしょう。そのため、海外でも需要が高くなっています。
ただし、日本のお米は他の国のお米に比べて高額となりますので、ブランド化しながらコスト面での工夫が今後必要となります。

寿司などで日本食はブーム

特に海外では日本食の寿司などが人気です。しかし、海外で提供される寿司は、まだ日本のお米が使われていないのが現状です。日本のお米で、寿司を食べることをアピールするべきとも言えます。
日本のお米の美味しさをもっと伝え、コストパフォーマンスも高める必要があるでしょう。

まとめ

日本のお米の輸出ランキングについて紹介しました。日本のお米の輸出量は増えてはきていますが、まだ世界のトップ10にも入っていない現状です。
日本食の美味しさは世界に広まってきていますので、日本のお米をブランドとしてもっとアピールすることが大切です。
日本食には日本のお米が一番合うこと、美味しく食べられること、日本のお米の味や香りをもっと伝えていくことが大切なことです。

そして、コスト面での工夫もしながら、さらに輸出を増やしていくことが必要な時代と言えます。

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