キョウサク
凶作とは、作物が通常時に比べて著しく収穫量が少ない状態のことを指します。
中でも米が凶作になると、米騒動を代表に、様々な騒動が起きるほどの問題となりました。
凶作の主な要因は気象によるもので、東北地方などでは冷害、西日本においては干害と風水害が挙げられます。
冷害においては、太平洋より吹く冷たい風により気温が低下し、結果として稲の発育が鈍化、花や実がならないという事態が起きています。
風水害の主な要因は台風で、台風によって土壌が荒れたり、稲が傷つき育たなくなったりと言ったことが挙げられます。
一方、干害に関しては土木水利事業などにより改善傾向にあります。
また、冷害や風水害に関しても、災害に強い品種の開発や、台風が来る前に収穫する早期栽培などの対応で被害を軽減しています。