町中華を開業するための基本ステップと必要な資格
町中華を開業したいと思った場合に、開業までの流れについて知りたいという人も多いでしょう。町中華ならではの開業までの流れと必要な資格、資金計画、事業計画について紹介します。
町中華開業までの流れを理解する
町中華開業を開業する際には、ターゲットは誰で、どのようなスタイルで提供するのかなどコンセプトをまず決定する必要があります。以下の流れを参考にしてください。
6ヶ月前まで
- コンセプト決定・事業計画作成
- 開業資金計画を立てる（開業資金として足りない部分を融資や補助金、助成金などで検討する）
- 物件選定・資格取得
4ヶ月前まで
- 内装工事・備品購入・主な仕入れ先検討
2ヶ月前まで
- 各種手続き・資格の申請（開業届・取得営業許可申請、食品衛生責任者の資格など）
1ヶ月前まで
- メニューの最終調整・スタッフ募集
町中華の開業に必要な資格とは
町中華の開業のための資格としては、食品衛生責任者が必要です。店舗の規模（収容人数30名以上や延床面積300平米以上）によって、防火管理者の資格も必要となる場合があります。これらは、講習を受講することで取得できます。
調理師免許は必須ではありませんが、持っていると食品衛生責任者の講習も免除されるためおすすめです。
資金計画と事業計画の重要性
開業にあたっては資金計画と事業計画がとても重要です。これらをしっかり作成しておくことで、継続的な営業ができ、失敗せずに済んでおすすめです。
資金計画としては、開業資金の相場1,000万円〜2,000万円程度に加えて、開業後の3ヶ月～6ヶ月の運転資金を検討しておくといいでしょう。
また、事業計画としては、開業後の売上予測、利益計画、集客戦略などもしっかり立てておくことが重要です。
町中華の開業に必要な設備・準備するもの
町中華の開業に必要な設備や準備するものについても見て行きますので、参考にしてください。
厨房設備と調理器具の準備
中華の厨房設備としては、強い火力が必要です。中華レンジ、中華ゆで麺器、蒸し器、餃子焼器、ガステーブル、フライヤー、作業台、冷蔵庫・冷凍庫、洗い物用のシンク、食器洗浄機などを準備してください。
調理器具としては、中華鍋、餃子用フライパン、鍋、包丁、まな板、お玉、ザル、調味料入れなどを揃える必要があります。
店舗運営に必要な備品と消耗品
店舗運営に必要な備品としては、テーブルや椅子、レジ、メニュー表、丼ぶりや皿、箸、レンゲ、コップ、調味料入れ、テイクアウトも行う場合は持ち帰り用のパック類や割り箸などが必要です。
お米の仕入れと安定供給ルートの確保
そして、重要なのがお米の仕入れです。お米は値上がり傾向ですので、量を確保することと仕入れ価格が安定するように供給ルートを事前に確保しておくことが大切です。
業務用米を仕入れ、安定供給ルートを確保することがおすすめの方法と言えます。
町中華を成功させるためのコツとお米を活かしたメニュー戦略
町中華を成功させるためのコツとお米を活かしたメニュー戦略について次に紹介します。町中華はメニューが豊富なことが特徴ですので、メニュー戦略は重要です。
どのようなメニューを提供するのか、またお米を活かしたメニューとしておすすめのもの、お米の選び方について参考にしてください。
ラーメン・チャーハン・餃子など定番メニューで信頼を得る
町中華の天板メニューと言えば、ラーメン・チャーハン・餃子です。これらの定番メニューで信頼を得て評判を得ることがとても大切です。
できるだけ豊富なメニューで差別化を図るといいでしょう。ラーメンなどの麺類だけでなく、ご飯メニューにも力を入れ、店ならではのこだわりを持つことがおすすめです。
チャーハン、中華丼、天津飯などお米を活かした人気メニュー展開
チャーハン、中華丼、天津飯などは町中華の人気メニューです。そして、これらのメニューにはお米の美味しさも大事です。麺類と組み合わせたメニューや単独のご飯もののメニューにもこだわるといいでしょう。
様々なご飯もののメニューを展開することで、他店との差別化が図れます。
中華に合う業務用米の選びかた
町中華のそれぞれのご飯メニューに合わせた業務用米の選び方についても紹介します。それぞれのメニューで向いている業務用米がありますので、参考にしてください。
チャーハンに合うアメリカ産カルローズ米や滋賀県産日本晴
チャーハンはパラパラとした食感が人気のため、アメリカ産「カルローズ米」や滋賀県産「日本晴れ」などがおすすめです。
「カルローズ米」や「滋賀県産日本晴れ」は、あっさりとした甘みがあり、粘りすぎずしっかりとした食感が特徴で、チャーハンに合います。
天津飯に合う山形県産ハエヌキ
天津飯に合うお米としては、山形県産「ハエヌキ」がおすすめです。粘りと甘みのバランスが良く、べたつかず一粒一粒ほぐれるのが魅力ですので、天津飯などの中華の炒め物によく合います。
ラーメンに合う福井県産コシヒカリや富山県産コシヒカリ
ラーメンと一緒に食べるご飯としては、福島県産「コシヒカリ」や富山県産「コシヒカリ」が向いています。「コシヒカリ」はしっかりとしたコシがあり、ラーメンのスープや具材との相性が良く、ラーメンライスの定番としても人気の銘柄です。
それぞれのメニューに合ったお米を選ぶことで、美味しさをより増すことができておすすめです。業務用米を扱う弊社では、町中華のそれぞれのメニューに合わせたお米を提案しています。それぞれに合ったお米を活用してみませんか。
まとめ
町中華を開業する流れと必要なことについて紹介しました。また、町中華のメニューとしてお米を活かしたメニューにこだわることも大事にしてみるといいでしょう。業務用米でお米にもこだわり、様々な人気メニューを展開していくことが成功のコツとなりますので、お米の仕入れについても参考にしてみてください。
