「おにぎり」なら冷やご飯でも美味しい

目次

食べきれなかったご飯やお弁当のご飯を温める際、電子レンジを使用すると全体をムラなく温めることが可能です。
しかし、電子レンジを使えなかったり、一度冷えたご飯は美味しい温めなおしてもおいしくないと感じたりすることが多いのではないでしょうか。
また、冷えたままでもおいしく食べる方法はあるのか知りたいという方もいるでしょう。
そこで、ご飯を美味しく食べる方法や、おすすめのレシピを紹介します。

冷えたご飯をおいしく食べよう

冷えたご飯を美味しく食べるためには、冷えた状態でも美味しい料理を考えなければなりません。
そこで、ご飯が冷えていても美味しい料理の種類、温めたいときの電子レンジの使い方のポイントも紹介します。

ご飯が冷えていても美味しく食べられる料理とは

ご飯が冷えていても美味しいのは、おにぎり、混ぜご飯、チャーハンなどが挙げられます。
お弁当として販売されているものをイメージすると、冷えたご飯を美味しく食べる方法を決めやすいでしょう。

おにぎりなら冷めてもおいしい

お米に含まれるアミノローズと呼ばれる成分は、冷めると硬くなります。
そのため、アミロースが少ないお米を選ぶと冷めても美味しく食べられるでしょう。
また、アミロースが少ないお米以外にも、米粒が大きい種類を使うと冷めても美味しく食べられます。
特に、米粒が大きい種類でおにぎりを作ると、冷めても美味しく食べられるでしょう。
米粒が大きい種類は、握った際にお米同士がくっつかず食べた際に口の中でお米がほどけるため美味しく食べられます。
おにぎりを握る際には、ふんわりと包むように形を作ると、より美味しく仕上がるでしょう。

またおにぎりの具材も冷めても美味しさを損なわないように選びましょう。肉類は冷めると固まりやすいので工夫が必要です。

冷めてもおいしいご飯の炊き方は?

ご飯を炊く際に、適切な調味料を加えることで、冷めても美味しさをキープできます。
調味料を加えることでご飯がコーティングされ、冷めても水分や旨みが損なわれにくくなります。
冷めても美味しいご飯の炊き方をいくつかご紹介します。一般的な方法ですが、好みに合わせて調整してみてください。

  • ご飯を洗い、炊飯器の目盛りの少し控え目に水を入れます。(冷めたご飯がベタつきやすいので、水加減を控えめにすることで粒感が残り、冷めた後でも食感が崩れにくくなります。)
  • ごく少量の塩、酢やはちみつ、みりんなどの調味料を加えよくかき混ぜます。
  • 最後に少量のサラダ油やオリーブオイルを入れ、炊飯器のスイッチをONにします。
  • ご飯が炊き上がったら、すぐに蓋を開けずに、10~15分ほど蒸らします。蒸らすことで、米粒の中心まで熱が行き渡り、ふっくらとした食感を引き出すことができます。
  • 炊き上がり後は軽くご飯を翌ほぐし、余分な水分を蒸発させて完成です。

温めなおして美味しく食べる方法は?

冷えたご飯を再度温めて食べたい場合もあるでしょう。温めなおす場合、冷蔵していたご飯と冷凍していたご飯で温め方が若干異なります。
冷蔵していたご飯は、耐熱性のボウルを使用すると蒸気が全体に届いてふっくらと温まります。
冷蔵していたご飯200g程度を耐熱ボウルに入れたらご飯を広げ、水を大さじ1杯、全体にふりかけます。
ボウルにラップをかけて電子レンジの真ん中に置き、2分程度温めてしゃもじで混ぜましょう。

ご飯を冷凍する場合、お茶碗1杯分をラップに包んで冷凍庫へ入れることがポイントです。
ラップで包んで水分をしっかり閉じ込めると、電子レンジで温めた際に乾燥せずふっくら仕上がります。
温める際には、冷凍したご飯をひとつずつ温めましょう。
電子レンジの中央に置いて2分程度温めて、すぐにラップを外します。
ラップをしたままでは、蒸気によってご飯の表面が水分が多くなり食感が悪くなるため、ラップはすぐに外して粗熱を取ることがポイントです。

冷たいご飯をおにぎりにしよう

冷えたご飯を美味しく食べるためには、おにぎりにするのがおすすめです。冷えたご飯を使って作り、再度温めた場合でも美味しく食べられるレシピを紹介します。

混ぜごはん「おにぎり」

ベーコン+小松菜、ネギ+ツナ、わかめ+鮭、ツナ+ジャガイモなど、具材を組み合わせて混ぜご飯を作り、おにぎりにするのがおすすめです。}
ベーコンと小松菜はごま油で炒め、お米に混ぜれば香りが良い混ぜご飯おにぎりが作れます。
ネギとツナは、切ったネギとツナ缶、お米をボウルに入れて混ぜればすぐに完成するため、時間がないときにおすすめです。ツナは、焼き目をつけたジャガイモと混ぜるとボリュームがあるおにぎりになります。
わかめと鮭にゴマを混ぜると、ごまの食感がアクセントになった混ぜご飯おにぎりになるでしょう。

焼きおにぎり

ご飯と醤油を混ぜておにぎりを作り、バットに並べたら、片面5分ずつ乾燥させます。
フライパンにごま油を熱して、おにぎりを並べ、弱火で焼き目をつけましょう。醤油を刷毛で塗って、片面ずつ焼き目をつけて完成です。
非常に簡単に作れて、時間が経っても美味しく食べられる焼きおにぎりを作れます。
なお、フライパンで焼くのではなくトースターを使って作ることも可能です。
アルミホイルを敷いてから、フライパンで作る際と同じ手順で焼き目を付けましょう。

肉巻きおにぎり

肉巻きおにぎりは、お弁当や食事のメイン料理になり、満足感があることが魅力です。
俵型のおにぎりを作ったら、広げたお肉に乗せてお肉で巻きます。
温めたフライパンに入れて、中火で火を通し、醤油・みりん・砂糖を1:1:1の割合で入れましょう。
なお、綺麗な照り焼きになるように、調味料を入れる前に余分な油を拭き取ることがポイントです。
全体にタレを絡めるように焼いたら完成です。

チャーハンおにぎり

冷蔵をしていたご飯は、フライパンを使って温める方法もあります。フライパンを使用する際には、残り物の具材を混ぜてチャーハンを作り、おにぎりを作るとよいでしょう。
パラパラに仕上げると握りにくいため、具材と油を少なめにしてしっとり仕上げることがポイントです。

また、ケチャップと鶏肉を混ぜてチキンライスにしたり、チキンライスを薄く焼いた卵で包んでおにぎり型のオムライスを作ったりするのもおすすめです。
フライパンを使う場合、バターライスやガーリックライスなども作っておにぎりにするのも良いでしょう。バターライスやガーリックライスは食べる際に手に油が付いて食べにくいことがあります。
そのため、レタスを巻いたり、100円ショップで購入できるおにぎりを包むための紙を使ったりと食べやすいよう工夫することも大切です。

まとめ

冷めたご飯は、電子レンジの使い方のポイントを押さえて温めることが大切です。
また、冷めたままの状態で食べるのであれば、おにぎりにするとよいでしょう。
さっぱりした味のお米は、鮭や塩などシンプルな味付けのおにぎりがおすすめです。
甘味や粘りがあるお米は、肉巻きや焼きおにぎりなど味が濃いおにぎりとの相性が良いです。
お米の種類にあった具材や調理法を選んでおにぎりを作れば、冷えたご飯でも美味しく食べられるでしょう。

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