高齢者のための介護食で高カロリー食とおすすめレシピ

目次

高カロリー介護食とは

高齢者の場合には、介護食を食べてもカロリーが上手く摂れずに低カロリーになってしまうことがあります。
体を動かすためのエネルギーが不足してしまうことが多くあるでしょう。
特にたんぱく質は、体を作る栄養素として大事です。

他にも多くの栄養素が不足し、低栄養になった場合は、高カロリー介護食が必要となります。
高齢者の場合は、食事があまり食べられずに、低カロリー、低栄養になりやすく、体重が減ったり、よろけて転倒しやすくなり病気にかかったりしやすいでしょう。筋力低下、免疫力低下が起こりますので、予防するためにも高カロリー介護食が大事です。

低栄養にならないため

低栄養にならないためには、どうしたらいいのかも考える必要があります。
エネルギー源となる高カロリーのものとたんぱく質をしっかり摂ることが大切です。
高齢者の1日に必要な摂取カロリーがきちんと摂れているのかをチェックしてみましょう。
特に、食が細くなった場合には、よく注意をすることが大切です。
食べることが難しい場合は、栄養補助食品などで補給するのもいい方法です。

ネスレ日本株式会社 ネスレ ヘルスサイエンス カンパニーの「アイソカル 100」は、わずか100mlサイズの少量なのに高カロリーのコンパクト栄養補助食品を販売。介護現場での高齢者向けの栄養管理に高カロリー食に注目しています(引用元 PRTIMES  2020年2月27日 ネスレ日本より)

少量でも必要なエネルギーが摂れる

少量でも必要なエネルギーが摂れる高カロリーの食事は、高齢者におすすめです。
高カロリーゼリーなどは、食が細くても食べやすく飲み込みやすい栄養補助食品となっています。
高カロリーゼリーなど、介護食として「スマイルケア食」があるのを知っていますか。

介護食の基準として、食べる人の状態、食事の状態、身体の状態によって分けられた食事です。
多くの市販されている介護食品の中で、スマイルケア食を選ぶことで、それぞれの状態に合わせた食品を選ぶことができて便利です。

高齢者が1日に必要なカロリーとは

高齢者には高カロリーの食事がおすすめとご紹介しましたが、高齢者が1日に必要なカロリーをしっかり知った上で、それが足りているのかをチェックすることが大切です。
高齢者の1日に必要なカロリーは、65歳~74歳の男性で2,400kca、女性1,850kcal、75歳以上の男性で2,100kca、女性で1,650kcalとなっています。

あまり外出せず自立していない高齢者の場合は運動量が少ないので、これよりも250kcal~350kcalほど少なくても大丈夫です。
これを目安に低カロリーになっていないかをチェックしてみましょう。ご飯だけを考えると、1日3杯程度食べられるといいでしょう。

高カロリー食、おすすめレシピ「クリームシチュー」

そこで、高カロリー食となるようなおすすめのレシピもご紹介します。高齢者におすすめの高カロリー食のレシピとしては、クリームシチューや肉うどんなどがおすすめです。食べやすくかつカロリーが摂れるものを作るようにしましょう。

クリームシチューのレシピをご紹介します。シチューは、肉も野菜もたくさん摂れる食事としておすすめです。また、クリーミーなのも食べやすいでしょう。
肉のたんぱく質だけでなく、バターや生クリームなどの油、乳脂肪分の栄養も摂れていい食事と言えます。

<クリームシチューの1人分の材料>

鶏もも肉60g、玉ねぎ40g、人参20g、じゃがいも30g、ブロッコリー20g、しめじ20g、バター小さじ1、小麦粉2、サラダ油小さじ1、塩こしょう少々
スープの材料としては、固形スープの素1g、お湯80g、牛乳100g、生クリーム10g、塩コショウ少々

<作り方のレシピ>

  1. 鶏もも肉を細かく切って塩コショウで味を付けておく
  2. 玉ねぎ、人参、じゃがいも、ブロッコリー、しめじなどの野菜も食べやすい大きさにカットする
  3. 最初に玉ねぎと人参をバターで炒める
  4. そこへ小麦粉を入れて炒め、お湯で溶かした固形スープの素を加えてダマにならないようにする
  5. 煮立ってきたら、牛乳と鶏もも肉、残りの野菜を全部入れて煮込む
  6. 火が通ったら最後に生クリームとコショウで味を整えて完成

また、ルーの手作りが面倒な場合は、市販のルーを活用しても便利です。
細かく切っても食べづらい場合は、ミキサーに具材をかけるようにしましょう。

まとめ

介護食では低栄養になる場合もあり、高カロリー食が必要であることをご紹介しました。
高齢者は、1日に必要な摂取カロリーが摂れないことも多く、体に大切なたんぱく質も不足しがちです。
特に体重が減ってきた場合や体力がなくなった場合は、高カロリー食を摂るように工夫しましょう。

お米などは、1日3杯できれば食べるようにし、カロリーやたんぱく質などの栄養が不足する場合は、介護食として食べやすく考えられた「スマイルケア食」も活用してください。
食べづらい、飲み込みづらいということで低栄養になっている場合は、それぞれの状況をしっかり把握して、高カロリーや栄養のある食事を目指すのがおすすめです。

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