今さら聞けない!「新米」ってどのようなお米?

目次

新米が出る頃になると楽しみにしている人は多くいますが、「新米」は、実際にどういうお米なのかを詳しく知っている人は少ないでしょう。「新米」の定義について詳しくご紹介します。新米を美味しく食べるための保管方法も知って、上手に役立ててみませんか。

新米とは?

「新米とは?」と考える際に具体的にどういうお米かが気になります。新しいお米が収穫されてから、いつまでのお米のことを言うのでしょうか。基準を知っておくと便利です。実際に新米が並ぶ時期、また産地や銘柄で異なる新米についてご紹介します。
新米は、産地によって早く収穫できる地域、遅い地域があります。また銘柄によって収穫時期が異なりますので詳しく知ってみるといいでしょう。

収穫・出荷・店頭にならぶ時期

「新米」は、秋の収穫時期からその年の年末までに精米されて出荷されたお米のことを言います。
精米が年末までですので、年明けにお米が出回っていても「新米」と呼べます。
「〇年産」とお米には表示してありますので、年明けぐらいまでは新しいお米と考えていいでしょう。

産地、銘柄ごとで異なる新米の時期

産地によって新米の時期は異なります。
早い所では、7月から新米ができ、沖縄、鹿児島、宮崎、高知などで収穫が行われます。
そして、8月、9月に収穫時期を迎える産地が多く、東北や北海道も9月には収穫時期を迎えます。
そして10月や11月にも銘柄によって新米が収穫されます。


収穫が早い銘柄としては、沖縄産の「ひとめぼれ」が7月中旬、宮崎・鹿児島の「こしひかり」が8月初旬です。遅い銘柄では、広島や福島の「こしひかり」が10月中旬、「ヒノヒカリ」は「こしひかり」よりも収穫時期が遅く10月中旬~11月初旬が収穫時期です。
11月上旬に岐阜県の「ハツシモ」という銘柄も収穫時期を迎えるなど、新米の時期に差があるのが特徴です。

新米を食べようと思えば、産地や銘柄をいろいろ選べば長く食べられるとも言えます。今年は新米を食べ損ねたという場合でも、探してみると見つかります。

新米のポイント

新米の特徴ですが、どのような点が美味しさのポイントと言えるのでしょうか。
見た目や味、粒の特徴と違いについてご紹介しますので、詳しく知ってみませんか。

見た目、食味、粒ぞろい

見た目としては、白く艶がある点が新米のポイントです。
収穫時期からあまり時間が経っていないことで水分量が異なるのが大きな違いと言えます。
味も水気が多いため、もちっとしていて粘りが強く感じられるのが特徴です。
よく新米は水を少なめにして炊くといいと言われているように、お米自体がもちっとしていて炊き上げるとふっくらして粘りが強くなります。そして、粒も揃っているお米が美味しい新米と言えます。

流通している普通米との鮮度の違い

普通米と新米の違いは、炊いた時に古米の場合は少しぬか臭さを感じる点が異なります。
新米を炊き上げると甘い香りがするのも魅力の一つです。
新米の香りのいいお米を味わうには鮮度にこだわることが大切です。
「新米」と書かれているお米の中でも、産地直送や契約栽培米の新米などを手に入れることができれば、すぐに精米して食べることができて鮮度抜群のお米を食べることができます。
その時期にしか味わうことのできない美味しさと鮮度を、毎年産地直送や契約栽培米で味わってみるのもいいでしょう。

新米のおすすめ保管方法

また、新米は精米すると鮮度が落ちていきますので、精米してから2週間~1ヶ月程度で早めに食べるのがおすすめです。
せっかくの新米も保管方法に気を付けることが大切です。
鮮度を長持ちさせるおすすめ方法も参考にして下さい。

温度・湿度の適正

温度と湿度に特に注意する必要があります。
直射日光などが当たらない、あまり暖かくならない場所がおすすめで、15度以下の場所に置きましょう。
特に夏の暑さには注意が必要です。
台所のシンク下に保管する場合が多くありますが、風通しが悪いことが多く気を付けましょう。
高温多湿になると虫が付いてしまいますので、気を付ける必要があります。

保存に適している場所

湿度も低く、風通しのいい場所が保管に適しています。
あまり温度変化が大きくない場所がおすすめで、最近では冷蔵庫に保存する人も増えています。
冷蔵庫の野菜室程度の温度が適温と言えます。
部屋の中で保存する場合は、できるだけ冷暗所を探してみましょう。
また、空気にあまり触れないようにできるだけ密封できるような容器に入れて保存するのがおすすめです。
密封できない場合も、空気に触れる面積が少ないように工夫してみましょう。
せっかくの新米の水分が失われないようにすると、美味しさが長持ちします。

まとめ

新米とは何かをご紹介しました。いろいろな産地や銘柄があり、新米の時期は異なります。
新米を見つけて美味しさを堪能してみるといいでしょう。
新米ならではの特徴がありますので保管方法なども守って、美味しさと鮮度を保ちながら美味しく食べるのがおすすめです。

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