飲食店で無洗米を扱う際に美味しく炊く水の量に悩む場合が多くあります。無洗米はどのように炊飯するのがいいのか、無洗米の水加減は多い方がおすすめなのかについて詳しく紹介します。無洗米を美味しく炊くコツを知ってみませんか。
無洗米の水の量はなぜ多め?基本知識と仕組み
無洗米を飲食店で扱うケースも増えてきました。無洗米を使うことで、お米を研ぐ際の水の節約や時間の節約となっておすすめです。その際に水の量はどのようにしたらいいのか、炊く際の水の量などを基本知識として解説しますので、参考にしてください。
無洗米と普通米の水加減の違い
無洗米と普通米では、炊飯時の水加減が少し異なることを知っていますか。無洗米の水加減は、普通米用のカップで計った場合には1合につき大さじ1〜2杯多めにして炊くのが基本です。もし、無洗米専用の軽量カップがある際には活用するといいでしょう。
無洗米はなぜ水を多くする必要があるのか
なぜ水を多くする必要があるのかですが、無洗米は肌糠(はだぬか)が除去されています。そのため、普通米用の計量カップで計った場合にお米の量が5%ほど多くなってしまいます。その分、お水も多くする必要があるためです。
また、普通米は、水を入れて洗うので、研ぐ際に一定量の水を吸っています。しかし、無洗米は水で研ぎませんので、その分の水を少し多めにする必要があります。
無洗米の水の量を間違えるとどうなる?
水の量を間違えて、普通米と同じような水の量で炊いた場合には無洗米は硬く仕上がります。普通米より正味量が増えるため水が不足したり、水で洗わないために乾燥したりして硬い食感です。
飲食店・介護施設向け|無洗米の適切な水加減と炊飯のコツ
次に、飲食店・介護施設向けで無洗米を活用する場合の水と炊飯のコツについても紹介します。
炊飯のコツとしては、無洗米を釜に入れる場合は水を先に入れることで、下の方のお米にも水がよく浸透しておすすめです。
無洗米の基本的な水の量の目安(業務用)
無洗米の基本的な水の量は、普通米の5〜10%増しが基本です。
重量比では、1.45倍〜1.5倍を目安にしてください。
介護施設・大量炊飯での無洗米の水加減調整
また、介護施設・大量炊飯で炊く場合には、水の量を調整することも大事です。炊き上がりを見て、硬く感じられる際にはさらに水を増やしてください。ふっくらとした柔らかな炊き上がりがいい時には、特に水を多めにするようにしてください。
季節・温度による無洗米の水量調整ポイント
無洗米を美味しく炊くには、季節・温度によっても水量を調整することもポイントです。
冬は低温で乾燥しているため、やや多めにします。浸水時間も1~2時間と長めにするのがコツです。逆に夏は吸水が速いため30分程度で大丈夫です。

無洗米を業務用で使うメリットを活かす水加減管理とは
無洗米を業務用で使うメリットもいろいろありますので紹介します。また、無洗米のメリットを生かす水加減についても知っておいてください。
水加減を標準化することで得られるメリット
「無洗米は硬くなる場合が多い」「水加減が難しい」と思われがちですが、無洗米の水の量を標準化することで得られるメリットがいろいろあります。
研がずに済むため、水加減だけを調整すれば吸水量が安定しておすすめです。「米重量の1.45倍」などと標準化することで、大量に炊飯した場合でも常に安定した食感のご飯が提供できます。
無洗米の加工方法による水の量の考え方
無洗米は精白米より肌糠がない分、米粒の正味量が多くなりますが、水を多めにするか、専用のカップなどで正確に水を計ることで標準化できます。一度標準化すれば、「芯が残る」「ベチャつく」といった失敗がなくなることがメリットです。
業務用無洗米は仕入れ先選びで炊きやすさが変わる
業務用無洗米は、仕入れ先によって肌糠の除去具合やブレンド技術が異なります。無洗米の炊きやすさ、水加減や炊き上がりにも大きく影響します。
無洗米は「洗わなくていい」手軽さがメリットですが、肌糠が残っていると雑味となって味が劣ります。逆に除去しすぎると吸水が早くなりすぎて水加減が難しく食感が悪くなるため注意が必要です。
業務用無洗米を使う場合には、仕入れ先もしっかり選ぶことで、無洗米のメリットを生かすといいでしょう。
まとめ
飲食店で無洗米を炊く際の水の量について紹介しました。無洗米の水を少し多く入れる理由は、肌糠が除去されているために計量カップに入れた場合に正味量が増えることが一つの理由です。また、水で研がないために少し多めにして炊く必要があります。これらの理由をよく知っておくことが大切です。
また、業務用に無洗米を活用し、適正な水の量を標準化することで、毎回効率的に美味しいお米を炊けることがメリットです。仕入れ先を大切に選ぶことで、無洗米の美味しさ、炊きやすさも生まれますので、活用してみるといいでしょう。


