2024年特A米の評価は?おすすめの品種を紹介

目次


特A米とは?評価の基準と美味しさの秘密

お米には評価基準があり、美味しさの評価基準とも言えます。どんな評価項目があるのかを紹介しますので、お米選びの参考にしてみませんか。

評価基準・評価項目

お米の評価基準としては、主に二つの方法があります。

一つの評価方法として、お米の「食味ランキング」を「特A」「A」「A’」「B」「B’」と5段階評価をしてランキングを付ける方法です。

基準米よりも特に良好なものを「特A」、良好なものを「A」、基準米とおおむね同等のものを「A’」、やや劣るものを「B」、劣るものを「B’」として5段階評価する方法です。

また、お米の品質基準を評価する「等級評価」もあります。米の割れ・欠け・粒の大きさが揃っているかどうかを評価する「等級評価」もよく知られている方法です。「等級評価」は、農産物検査の一項目として行われているもので、「一等米・二等米・三等米」に分けられます。

収穫された一定量の玄米を調査し、評価項目としては、整った形のお米の割合(整粒歩合)や虫食い米の有無、外観・粒の大きさ・透明感などについて目視で検査するものです。

等級評価との違い

お米の評価方法としての「食味ランキング」と「等級評価」の評価の違いですが、「等級評価」は、農林水産大臣が農産物の種類や銘柄ごとに、量目、荷造り、包装、品位、成分についての規格を定めて評価するのものです。

農産物検査法の第3条において「農産物規格規定」があり、その中でお米の等級について定められています。「米穀の生産者は、その生産した米穀について品位等検査を受けることができる。」と決められています。

お米の等級については、法律に基づく検査を受けることで品質が評価されます。

一方、「食味ランキング」は、一般社団法人日本穀物検定協会が毎年実施している銘柄米の格付けとなっているのが違いです。

2024年度はこのお米がおすすめ!「特A」の銘柄

2024年度の食味ランキングでのお米の評価について紹介します。「特A」のお米の銘柄数の推移やどんな銘柄のお米が「特A」となったのかを見ていきますので、参考にしてください。

2021年度から2023年度の特A米の数の推移

2021年度2022年度2023年度
特Aの数424043

食味ランキングは、年度によって「特A」の銘柄数が変化します。

2023年度は、猛暑の影響を受けましたが、「きぬむすめ」など高温耐性品種が躍進したために「特A」の数が増えています。

東海を含む西日本の産地の品種が評価を高めて「特A」が増加しています。猛暑や少雨の影響を強く受けた日本海側を中心とする東日本で「特A」が減っているのが傾向です。

2023年度特A米ランク一覧

2023年度に特A米となった43品種を一覧で紹介します。

都道府県地区品種名
北海道ななつぼし
北海道ゆめぴりか
青森はれわたり
岩手県中銀河のしずく
秋田県南あきたこまち
秋田サキホコレ
山形村中つや姫
山形置賜つや姫
山形置賜雪若丸
栃木県北コシヒカリ
埼玉県西彩のきずな
新潟魚沼コシヒカリ
福井いちほまれ
長野北信コシヒカリ
長野東信コシヒカリ
岐阜美濃コシヒカリ
静岡東部きぬむすめ
静岡西部きぬむすめ
静岡西部にこまる
愛知三河中山間ミネアサヒ
三重伊賀コシヒカリ
滋賀みずかがみ
兵庫県北コシヒカリ
兵庫県南きぬむすめ
鳥取きぬむすめ
島根きぬむすめ
島根つや姫
岡山きぬむすめ
岡山県南にこまる
広島南部恋の予感
愛媛ヒノヒカリ
愛媛にこまる
高知県北にこまる
高知県西にこまる
福岡元気つくし
佐賀さがびより
佐賀夢しずく
長崎にこまる
熊本県北森のくまさん
大分豊肥ヒノヒカリ
大分西部ひとめぼれ
大分つや姫
鹿児島県北あきほなみ

2023年度の特A米ランキングについて

2023年度の特A4ランキングは、猛暑の中でも「特A」が増加しているのが特徴です。

また、初めて出品された青森の「はれわたり」、秋田の「サキホコレ」が「特A」を取っています。さらに「きぬむすめ」の特Aラインキングが鳥取、島根、岡山の3地区から静岡、兵庫での3地区が加わって6地区に増えていることも大きな特徴です。

そして、特Aになった銘柄の大半が高温耐性のある銘柄だという点にも注目です。

参考サイト:日本農業新聞

2024年発表の特A米おすすめ品種

2023年の特Aランキングでは、新しい銘柄も特Aを獲得しました。そこで、2024年に特A米として注目したいおすすめ品種についても紹介しておきますので、参考にしてください。

有名なコシヒカリ、あきたこまち、ひとめぼれだけでなく、平成の終わりから令和にかけて新しい銘柄が続々と登場し、特A米として評価されています。次のような県の品種がおすすめです。

それぞれに特徴があるため、2024年おすすめの品種を最適な料理などで活用してみるといいでしょう。

都道府県 品種名 特徴
北海道産 ゆめぴりか 粘り気が強く柔らかいお米で、冷めても美味しいのが特徴です。お弁当やおにぎりとの相性が非常に良いお米です。
青森県産 青天の霹靂 青森県を代表するお米となっていて、ほどよいツヤとやわらかな白さがあり、粒はやや大きめのしっかりとしたお米です。上品な甘みがあり、食べごたえがありつつ重すぎないお米となっています。
秋田県産 あきたこまち あきたこまちは、今や有名なブランド米です。コシヒカリを親にもち、程よい粘りと弾力があって人気です。コシヒカリよりは、さっぱりとした食味が特徴です。
山形県産 つや姫 一粒一粒に存在感があり、食感もあります。上品な甘みがあり、粘りがありつつ、さらっとした噛み心地が特徴となっています。のどごしが良いのが魅力です。
山形県産 はえぬき コシヒカリの粘りの強さと ササニシキのようなあっさりした食感を持っています。冷めても食味が落ちずパサつかないのでお弁当やおにぎりにも人気です。
福島県産 天のつぶ お米一粒一粒に存在感があり、噛み応えがあるのが特徴です。パラパラしてさっぱりとしていて、粘り気が少ないためあっさりと食べられます。
茨城県産 ふくまる 粒の大きさと豊かさが最大の特徴です。噛み応えのある食感で 噛むほどに豊かな味わいが膨らんで満足感が味わえます。
栃木県産 なすひかり 食味がよく、お米の粒が大きいので、しっかりとした味わいが特徴です。粘りがあり、コシヒカリと同じかやや強めの粘りも魅力です。ツヤも良く、甘みや香りも強くあります。
群馬県産 あさひの夢 お米が本来持っている甘味があり、口当たりがよいお米です。粘り気がそこまで強くないため、さっぱりと食べられます。
新潟県産 コシヒカリ 強い旨みと粘りが特徴となっている有名なコシヒカリです。炊き上がった時の香りやツヤ、やわらかい歯ごたえが魅力です。米そのものの味を楽しんだり、濃い味付けの料理との相性が抜群です。
石川県産 ゆめみづほ 軟質でやわらかく、ほどよい粘りが特徴のお米です。やわらかく粘りが強いのですが、コシヒカリよりも炊飯器で炊きやすく、国内米の中でも高評価となっているお米です。
岐阜県産 ハツシモ “東のササニシキ”“西のハツシモ”といわれ、東海・関西エリアで寿司米として人気です。粒が大きく、やや硬く弾力性があり、吸水性が少ないのが特徴で、寿司米に向いています。
愛知県産 あいちのかおり 「あいちのかおり」というほど、香りの良さが特徴のお米です。適度な甘みを持ち、クセのない味わいで、ツヤも良く、炊き上がりもいいお米と言えます。
奈良県産 ヒノヒカリ やや小粒ですが、厚みがある食感と食味が人気です。コシヒカリより味は控えめですが、料理を選ばずに美味しく感じられるのが魅力です。

2024年おすすめの特A米を取り入れる効果

2024年おすすめの特A米を施設やホテル、飲食店などの業務用米として、取り入れることで次のような効果がありますので、活用してみるといいでしょう。

顧客満足度に繋がる

施設やホテル、飲食店ではお米が美味しいと顧客満足度に繋がるでしょう。また、お米が美味しいと料理全体の評価を高めることができておすすめです。

美味しいお米を目当てに利用する人が増える効果があります。

他店との差別化が図れる

美味しい特A米が食べられると、他店との差別化が図れておすすめです。特Aランクのお米の銘柄を紹介して、他店との差別化が図れる効果があっていいでしょう。

お店の評判に繋がる

美味しいお米を提供しているお店、また特A米を出しているということで、評判になります。クチコミによって顧客が増える可能性が多い時代ですので、お米にこだわって高評価を得るといいでしょう。

まとめ

お米の銘柄の評価、特に食味ランキングについて紹介しました。毎年特Aランクのお米の食味ランキングは変わっています。そのため、今おすすめの銘柄、品種について良く知っておくことが大切です。

最も美味しいとされる2024年特A米を仕入れて、顧客満足度のアップや他店との差別化、お店の評判アップに努めてみるのがおすすめです。

2024年おすすめの特A米を試してみてはいかがでしょうか。

関西業務用米.comからワンポイントアドバイス

安くて美味しいお米の仕入れについては、お気軽にお問い合わせください!

問い合わせる

関連記事

【コスパ良し】業務用米はお米の卸業者から買う!

お米の事なら関西業務用米.comへお任せください

お電話ご希望の方はこちら