「スマイルケア食」とは?「ユニバーサルデザインフード」の違いとは?

目次

「スマイルケア食」というものがあるのを知っていますか。
新しい介護食として「スマイルケア食」の枠組みが農林水産省によって整備されました。市販される介護食品も増えてきているために、新しい介護食品の枠組みとして作られたものです。「スマイルケア食」もいろいろと分けられていますので、詳しく知ってみるといいでしょう。

日常の食事から介護食まで食べやすさにこだわって区分されている「ユニバーサルデザインフード」との違いについてもご紹介します。

スマイルケア食とは何?

まず、「スマイルケア食」とは何かからご紹介します。農林水産省が定めた「スマイルケア食」では、どんな人に向いた介護食なのかをマークによって区分しているのが特徴です。

「スマイルケア食」とは

「スマイルケア食」では、栄養補給が必要な人向けの食品に「青」マーク、噛むことが困難な人向けには「黄」マークが付けられ、飲み込みにくい人向けには「赤」マークで区分されています。「新しい介護食品」の基準として、マークで判別できて便利です。

「スマイルケア食」の分類表

また「スマイルケア食」では、さらに細かい分類がされていますので、詳しく表でご紹介します。青マーク、黄マーク2~5、赤マーク0~2があり全部で8分類を実施。
高齢者がどの状態にあるのかによって、介護食品を選ぶ基準がマークでわかりやすくなっています。マークや数字を基準に選べて便利です。

状態 分類表示
飲み込みに問題がない 噛むことに問題がない 食べる量や体重が減少 「青」マーク
飲み込みに問題がない 噛むことに問題がある 容易に噛める食品 「黄」マーク5
歯茎でつぶせる食品 「黄」マーク4
舌でつぶせる食品 「黄」マーク3
噛まなくていい食品 「黄」マーク2
飲み込みに問題がある 少し咀嚼して飲み込める性状 「赤」マーク2
口の中で少しすりつぶして飲み込める性状 「赤」マーク1
そのまま飲み込める性状 「赤」マーク0

「ユニバーサルデザインフード」とは?

一方、ユニバーサルデザインフードも食べやすさについての基準です。レトルト食品や冷凍食品などの調理加工食品などにも区分表示が行われています。飲み物や食事にとろみをつけた「とろみ調整食品」などもあり、食べやすい食品がわかるようになっています。「ユニバーサルデザインフード」も、マークで区分が表示されていて選びやすいでしょう。

「ユニバーサルデザインフード」

ユニバーサルデザインフードは、日本介護食品協議会が制定した規格です。介護食品が選びやすいように、どのメーカーの商品にも「かたさ」や「粘度」の規格で4つの区分をしています。

「ユニバーサルデザイン」の区分表

ユニバーサルデザインフードの4つの区分とマークについて詳しくご紹介します。

かむ力の目安 飲み込む力の目安 かたさの目安 区分表示
かたいものや大きなものはやや食べづらい 普通に飲み込める ごはん~やわらかごはん、魚は焼き魚、厚焼き卵 容易にかめる
かたいものや大きなものは食べづらい ものによっては飲み込みづらいことがある やわらかごはん~全粥、魚は煮魚、卵はだし巻き卵 歯茎でつぶせる
細かくてやわらかければ食べられる 水やお茶が飲み込みづらいことがある 全粥、魚はほぐし煮、卵はスクランブルエッグ 舌でつぶせる
固形物は小さくても食べづらい 水やお茶が飲み込みづらい ペースト粥、魚は白身魚のうらごし、卵は茶碗蒸し かまなくてよい

スマイルケア食、ユニバーサルデザインフードの違いとは?

「スマイルケア食」の分類表と「ユニバーサルデザインフード」の区分表では、分け方が異なります。「スマイルケア食」の方が、飲み込むことができることと噛むことができることをより細かく分けているのが特徴です。そのため8分類になっていて、それぞれの状態によって分けて選ぶことができます。

対象や目的の違いとは

「スマイルケア食」は、農林水産省が介護食品を選ぶ人の立場から選びやすいように分類表示をしたものです。
また、「ユニバーサルデザインフード」は、日本介護食品協議会が自分たちや他のメーカーが作る介護食品の基準として作った区分表示です。

分類や区分を作った組織、対象が異なり、分け方は違っていますが、どちらもこれを見て購入する人は選びやすいでしょう。介護食を選ぶ際に活用してみるといいでしょう。

それぞれ認証を受けている商品例

それぞれの認証を受けている商品についてもご紹介します。
「スマイルケア食」で認証を受けている商品には、キューピーの「やさしい献立」シリーズがあります。紅鮭雑炊やほたて雑炊、牛しぐれ雑炊などが販売されていて、「黄」マークが表示されていて便利です。

また、明治メイバランスArgMiniカップには「青」マークが付いています。
「ユニバーサルデザインフード」の認証を受けているものとしては、同じくキューピーの「やさしい献立」シリーズがあり、「容易にかめる」マークが付いています。

まとめ

「スマイルケア食品」についてと、「スマイルケア食品」と「ユニバーサルデザインフード」との違いについてご紹介しました。どちらも介護食を選ぶ際に役立つマークとなるため、知っておくと便利でしょう。
噛む力や飲み込む力がどのくらいなのかによって、「スマイルケア食品」の8分類、「ユニバーサルデザインフード」の4区分を目安に選べて助かります。高齢者が食べている様子をよく観察することで選んでみましょう。また、わからない時は専門家に聞きながら、これらの分類、区分を役立ててみるといいでしょう。

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