最近では、炊飯器の保温機能も良くなって長く保温していてもお米が美味しいことが増えています。
しかし、できるならば炊飯後は早めにお米を食べる方が美味しくておすすめです。
炊飯器でのお米の保温について詳しくご紹介しますので、参考にしてみませんか。
炊飯後の保管
炊飯器でご飯を保温する場合は、美味しく食べるために、炊飯後に行うおすすめの方法があります。
炊飯後のお米を美味しく保管する方法を2つご紹介しますので、参考にしてみるといいでしょう。
まず、お米は保温しておくと、パサパサとした食感になったり固まったり、黄ばみを帯びたり、臭いがすることもあります。これをどうしたら減らせるのかについて、ご紹介します。
炊き上がったら、ほぐしておく
おいしいお米の状態で保つには、お米が炊き上がったらしばらく蒸してからきちんとほぐしておくことが大切です。
炊き立ての際には、お米の表面に余分な水分がついていますので、ほぐさないと炊き立てのご飯がふやけてしまいます。
またご飯同士もくっついてしまいます。
保温したご飯が、炊き立てのようにふっくらとならないのは、炊き上がった際にほぐしていないことにも要因があります。
最初にほぐさないことで、少し硬くて固まったご飯になるため注意が必要です。
保温の温度設定ができる炊飯器もあり
また、最近では炊飯器もいろいろ進化してきていて、保温の温度設定ができる炊飯器があります。
ご飯の保温の温度は約60度~75度が適温とされていて、その温度が雑菌の繁殖やご飯の黄ばみを防止する温度となります。そのため多くの炊飯器の保温温度は60度以上になっています。
ただし、あまり高すぎるのもご飯の黄ばみを招くでしょう。
保温ができる炊飯器では、最初は低めの約60℃程度で保温し、24時間を経過すると高めに変更されるものあります。雑菌が繁殖して腐ったりしないように、長くなると高温に設定されています。
また、炊飯器メーカーによっては、常に約72~74度の高温で保温したり、12時間~24時間を超えると高温になったり、様々なタイプがあります。
どの温度で保温が行われているのかもチェックしてみるのもいいでしょう。
炊き立てのおいしさをキープ
さて、お米の炊き立てのおいしさを長く保つには、保温について2つのことを知っておくことも大切です。
まずは、お米の炊飯器での保存は何時間が限界なのかについてです。
限界を知って、なるべく早く食べるようにするのがおすすめです。
また、長時間保温することでお米がどのようになるのかも、詳しく知ってみるといいでしょう。
約5~6時間の保温が限界
まず、お米の炊飯器の保温ですが、約5~6時間の保温がおいしさの限界と言われています。
お米を炊いてから3時間を過ぎた頃から劣化が少しずつ始まり、5~6時間程度から少しずつおいしくなくなっていきます。
朝炊飯したお米をお昼に食べたり、昼炊飯したお米を夜に食べたりするのはいいのですが、朝から夜、夜から朝などの保温はできれば避けるのがおすすめです。
長時間の保温はごはんの劣化に
そして、どんなに長くても24時間~30時間程度の保温にしましょう。
炊飯器にはそれぞれのメーカーで推奨する保温時間があります。
それを超えて何十時間も保温するとメーカーも保証してくれません。
美味しくないだけでなく、ご飯が腐ってくる可能性もあります。
保温をしていると、炊飯器に保温時間が何時間と表示されますので、24時間~30時間を超えないようにすることが大切です。
もし、それ以上長くご飯が残った場合は、冷蔵庫でご飯を保存するのではなく、冷凍保存して残りのご飯を食べるようにしましょう。
お米も炊飯してから時間の経過とともに劣化しておくことを理解しておくことがとても重要です。
まとめ
炊飯器でのお米の保温についてご紹介しました。
お米は炊飯仕立てが最も美味しく、そこから少しずつ乾燥してきたり、黄ばんできたりします。
美味しく食べるには、5~6時間の保温に抑えるのも秘訣です。
それ以上になる場合は、早めに冷凍保存するようにし、美味しいお米の状態で冷凍するのがおすすめと言えます。
お米の保温温度などにも気を配りながら、美味しく食べられるように気を付けてみるといいでしょう。