お米を炊くと何倍の量になる?仕入れでも活かしたい炊飯技術とは

目次

お米は、炊くことによって炊き上がりの量が増えます。実際にどのくらいの量が増えるのかを知っていますか。増える重量などを知っておくことで、仕入れの計算でも活かせることがあります。さらに、お米の炊飯技術についても詳しく知ることで参考にしてみませんか。

【基本編】お米は炊き上がりで何倍になる?重量計算の公式 

お米は、生米の状態から炊飯することによって量が増えます。重量がどのくらい増えるのかについて詳しく紹介します。

標準的な倍率は「約2.1〜2.3倍」!その算出根拠とは 

お米は炊き上がりによって量が増えると言われています。重量を比べると、生米の時よりも約2.1~2.3倍です。

実際に、お米を炊いた場合、お米カップ1杯の1合150gを炊くと、ご飯茶碗2杯ちょっと340g程度になります。

340g÷150g=2.26

と重量が増えた計算です。

【早見表】合・升・kg別の炊き上がり重量一覧 

お米を「合」「升」「kg」の単位で重量一覧にしましたので、参考にしてみませんか。

1合には150gの生米が入ります。1升(10合)では1.5kgの生米が入ります。

  • 1合 150g
  • 1升(10合)1.5kg

1㎏では約6.67合のお米が炊け、30㎏では約200合のお米が炊ける計算です。440杯程度のご飯が炊ける計算となります。

  • 1kg 約6.67合
  • 5㎏ 約33.35合
  • 10kg 約66.7合
  • 30kg 約200合

1人前の「ご飯量」から逆算する、適切な生米の仕入れ量 

飲食店などでは1人前の「ご飯量」を何gにするのかで、適切な生米の仕入れ量も計算できるため参考にしてください。

1人前のご飯量は一般的に、普通盛り(150g~180g)、少なめ(100g~140g程度)、大盛り(250g~300g)となっています。

1人前150gで計算した場合、生米を30㎏仕入れると200合、452杯分の量になると考えることができます。

仕上がり倍率を左右する「3つの変数」とプロの調整 

生米がどのように炊き上がりで増えるのかについては、仕上がり倍率を左右する「3つの変数」があることについても紹介します。

お米のプロならではの炊き上がりの調整についても参考にしてください。

新米と古米で「加水率」を変えるべき理由 

新米と古米では、生米の際の水分の量が異なります。そのため、炊飯の際に加水率を変える必要があります。そうしないと新米はべチャッとした食感になり、古米は逆にパサパサとした食感になってしまいますので、注意が必要です。

浸水時間の有無が「歩留まり」と「食感」に与える影響

また、浸水時間を長くすることで、水をよく吸い、お米が膨らむため「歩留まり」が良くなります。 「食感」も豊かにふっくらとなります。水分をよく含ませることが大切です。

炊飯機器(ガス・電気・圧力)による蒸らしと蒸発量の差 

炊飯する機器の中でもお米はよく蒸らすことが大切です。よく蒸らすとお米はふっくらと炊き上がります。蒸らすことで、水分の蒸発量も抑えられます。

お米は、炊飯時に消火後10分程高温を維持することが大切です。蓋を開けずにいることで、飯粒周辺に付着する遊離水を飯粒内に再び吸収させることができます。ご飯の水分の分布が均一化されてふっくらと美味しい炊き上がりになります。最後は高温を保っておくことで、蒸発量を抑えることが大事と言えます。

これらの3つのことを守ることで、お米の美味しさとふっくらした炊き上がり、ボリュームに大きな影響を与えることを知っておいてください。

卸売の視点!利益を生む「高品質な多段炊飯」の考え方

お米の卸売の視点からもどのようなお米がおすすめなのかを最後に見ていきます。お米のボリューム、質量的におすすめなのは、どのようなお米なのかを考えます。

「多段炊飯」とは、炊飯の加熱を一気ではなくいくつかの段階に分けて行う炊き方や制御方式のことです。給水、沸騰の段階、吹きこぼれないように火力を抑えた後、蒸らしのために高温を保つ段階などがあります。お米ならではの炊き方を知り、美味しい炊き方を目指すことがおすすめです。

品種選びで変わる!「粒立ち」と「ボリューム感」の両立

お米は、品種によって「粒立ち」と「ボリューム感」が異なります。「粒立ち」とは粒感があり、お米の粒が立っている状態です。「ボリューム感」は、一粒が大きい場合などに炊き上がりにボリュームがあります。

品種ではコシヒカリなどは粒も大きく、ボリュームがあるでしょう。「粒立ち」と「ボリューム感」のある炊き方を目指すことが大切です。

保温による重量減少(乾燥)と品質劣化を防ぐ運用術 

また、保温によっても、長く保温すると乾燥で水分が減少しお米の重量が減ります。品質劣化を防ぐためにも、美味しさを保つように保温し、4~5時間程度までの保温にとどめる運用術がおすすめです。

プロの卸が提案する、業態別に最適な「米・水・火」のバランス 

弊社のようなお米の専門業者では、業態別に最適なお米の品種、水加減、火加減の炊飯バランスを提案しています。こうした知識を知った上で、上手にそれぞれの品種を活かすことがポイントです。炊き上がりも粒立ちとボリューム感があるようなお米の品種を選んでみることをおすすめします。

まとめ

お米を炊飯した場合、何倍に増えるのかについて紹介しました。お米を炊飯すると量が増えるということを念頭に、どの程度仕入れたらいいのかを計算することが大切です。

適切な量を仕入れ、最適な炊飯技術について知っておくことがとても重要なことと言えます。満足感のある粒立ち、ボリューム感のあるお米を提供して差別化してみませんか。

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