中華料理でお米を変えたら売上アップ!?(中華料理編)

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中華料理店を経営していて、最近競合店の売上が上がっているため理由を調査してみたら使っているお米の種類を変えたらしいとわかったけれど、お米でそんなに違いが出るのかと首をひねっている人はいませんか?

この記事では中華料理店でお米の銘柄を変えるとなぜ売上が変わるのかから、お米を変えるメリットまで詳しく解説します。

中華料理の人気ご飯メニュー


そもそも中華料理でお米を使ったメニューはどのくらい人気があるのでしょうか。

2022年3月にレシピ動画サイトmacaroniがmanaroniランキングで2,173名を対象に行ったアンケートによると、TOP20にランクインしたお米料理は、113名が選んだ4位のチャーハン、96人が選んだ7位のごま団子、61人が選んだ17位の天津飯の3種類でした。
人気の3種類からチャーハンと天津飯について、そもそもどのようなお米料理なのかをご紹介します。

チャーハン

チャーハンは炊いたお米をさまざまな具材と合わせ、炒めて作る中華料理です。
チャーハンが最初に文献に登場したのは「食経」という本においてのことで、7世紀始めの隋の宰相が「砕金飯」という料理を好んでいたと書かれています。
卵のかけらを砕いた黄金に例えたと推測されますが、まだ当時は一般的な料理ではありませんでした。

現在ではお店のメニューとしてだけではなく、家庭料理としても冷凍食品としても一般的ですが、同じお米料理の焼き飯やピラフと混同されやすいので、違いを表にまとめてみました。

料理の種類 概要
チャーハン 卵とごはんを炒めてから具材を入れる
焼き飯 ごはんを炒めてから卵と具材を入れる
ピラフ 生米を炒めてからブイヨンなどのスープで炊く

それぞれごはんを炒める順番が異なるのがわかるでしょう。

天津飯など

天津飯はかに玉をごはんに混ぜ、とろみのあるたれをかけた日本の中華料理です。
関東では「天津丼」、関西では「天津飯」と呼ばれることが多いでしょう。
ルーツは1910年創業の浅草の「来々軒」、大正時代創業の大阪馬場町の「大正軒」の2つの説がありますが、来々軒の「天津芙蓉蟹肉丼」は甘酢あんがかけられ、大正軒の「芙蓉蟹飯」には醤油あんと塩あんの2種類が使われていたのです。
またお米を白米からチャーハンに変えた天津炒飯を提供しているお店もあり、現在もさまざまな進化を続けている料理だと言えるでしょう。

お米が変われば味覚も変わる


前項目でお伝えしたように、日本での中華料理の人気は高いものですが、2016年11月に厚生労働省が発表した「飲食店営業(中華料理店)の実態と経営改善の方策」によると2001年に62,990店あった中華料理店は、2014年には55,095店にまで減少しているのです。
コロナ禍による飲食店の倒産を加えて考えると、中華料理店として今後他店としっかりと差別化しなければ生き残るのは難しいと言えます。
このことから差別化の第一歩として、まずお米の銘柄を見直すというのは前向きな戦略だと言えるのではないでしょうか。

参考:厚生労働省「飲食店営業(中華料理店)の実態と経営改善の方策」


中華料理に合うお米の銘柄を選んでみる

中華料理に合うお米には、どのような銘柄があるのでしょうか。
おすすめのお米とその特徴を表にまとめてみました。

銘柄 特徴
日本晴 ・業務用米として人気が高い

・粘りが少なく硬さが程良い

・小粒で食感がある

・甘味がありつつあっさりした味

きらら397 ・粘りが少なくしっかりとした硬さ

・粒が崩れにくく軽い口当たり

・味が淡泊

ササニシキ ・あっさりとした味

・粘りが少ない

・甘すぎずくどさがない

粘りが少なくお米の粒感が感じられる銘柄が合うと言えるでしょう。

お料理の要でもある「お米」にクローズアップ

1種類の銘柄ではその料理に合うお米の味がどうしても出せないと感じることもあるでしょう。
そのような場合はお米のプロがブレンドした「好適米」を選ぶという方法もあります。
例えば「チャーハン好適米」ならチャーハンを作ることを目的とし、旬や鮮度も考えてお米をブレンドしているため望む味が出しやすいのです。
料理の要となるお米を見直すことで、よりお客様に美味しい中華料理をお届けすることができるでしょう。

お米を変えたことはアピールpointになる

お米を変えたことは他店との差別化の一歩となるため、積極的に宣伝するのを忘れてはいけません。
次のような方法でお米の美味しさをアピールしてみましょう。


「お米を変えて、さらにおいしくなりました」とメニューで宣伝・アピールしよう

まずはお店のメニューでお米を変えたことをアピールしましょう。
簡単な銘柄の説明や、味の特徴なども記載し料理がどのように変化したのかを伝えるのです。
お米が好きなお客様であれば、興味を持って目を通すため注文にもつながるかもしれません。


おいしいという声が届いたらSNSを活用して知らせよう


飲食店の宣伝ツールとしてSNSを活用している人も少なくないのではないでしょうか。
ハッシュタグで銘柄を入れるのはもちろんのこと、一方的な発信とせずそのお米のハッシュタグを入れて発信している人にいいね!やコメントをし、集客につなげましょう。

まとめ

中華料理は日本で人気が高いため、飲食店として差別化を図るためにもお米を変えてみることが大切です。
さまざまな銘柄や好適米を試し、お客さまに喜んでもらえる味のお米を見つけてみてください。

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