介護食メニュー!危険回避・水分量しっかりのミキサー粥

水分量しっかりのミキサー粥

目次

「ミキサー粥」とは、おかゆをミキサーで滑らかにした、より滑らかでなめらかな食感のおかゆのことを指します。
一般的には、米を水で洗い、水やだしを加えて炊いたおかゆを、ミキサーで撹拌し、さらに滑らかなテクスチャーにすることで作られます。
ミキサー粥は、普通のおかゆよりも口当たりがよく、舌触りが滑らかなため、食べやすく、消化しやすいとされています。
また、食べる人の咀嚼能力に制限がある場合や、消化器官の不調がある場合にも適しています。
この記事では介護職においてのミキサー食とは何か、またミキサー粥の注意点やレシピをご紹介していきます。

 

ミキサー食とは

 

それではまず、ミキサー食の目的や特徴を詳しく説明していきます。
ミキサー食はミキサーを使って、噛み切る力や飲み込む力のない高齢者がお粥などの食材を食べやすくするのが目的です。
さらにより食べやすくするために、ミキサー食をさらにペースト状にするなど色々な工夫方法があります。

 

ミキサー食の目的

 

まずミキサー食の目的ですが、噛む力また飲み込む力が十分でない高齢者に対して食べやすい食事を作ることが目的です。
またミキサーを使うので、ご家庭であっても簡単に作ることができるのが魅力です。

食材が細かくなるだけでなく、ばらばらにならないことによりスプーンで食べやすいような工夫もされています。
ミキサー食はペースト食ほかの介護食などと違い、水分が多く含んでいるので飲み込む力の弱い方にもおすすめの介護職です。
しかし水分を多く含むことから、栄養素は落ちてしまうので工夫をすることが重要です。

 

おかゆの栄養素

おかゆには、白米由来の栄養素が含まれています。
例えば、タンパク質、ナイアシン・ビタミンB6・パントテン酸・ビオチンなどのビタミン類、カリウム・リン・マンガンなどのミネラル類があります。おかゆの種類によっても違いますが、一般的な全粥100gあたりのカロリーは65kcal相当です。
おかゆにトッピング、具材を加えることにより、さらに栄養価の高いおかゆに仕上がります。

 

ミキサー粥の注意点

 

お粥もミキサーで作ることができるのですが、しかしミキサー粥にも注意点があります。
それはお米が粉砕しすぎてまとまりにくいことと、栄養が高くないことがあげられます。
それではより詳しい説明をしていきます。

 

粉砕しすぎてまとまりにくい

 

ミキサーを使うことで、お米をきれいに粉砕します。
そのため粉砕しすぎて、まとまりにくく食べづらくなることがあります。
この場合は水分を加えてとろみをつけ、とろとろなお粥にすることが食べやすくするなど工夫が必要です。

特にお米などデンプンが入っている食材は、ミキサーによって固くなってしまうこともあります。
固くて小さくなることがあるので、十分な水分が必要です。

 

関西業務用米.comからワンポイントアドバイス

お粥は個人差が出やすい調理の一つです。
適切な分量(全粥なら生米100gに対して、水500cc)を決める事で、栄養価や食味の安定が出来るようになります。

 

低栄養に注意

ミキサー粥は食べやすくするため、水分を加えてとろみをつけることが一般的です。
しかしこの水分を追加することにより、栄養価が落ちてしまうのです。
食事の量が減ってしまうことに対して対策しないといけないのに、栄養価が落ちてしまうと意味がありません。
そこで水の量を調節したり、栄養価の高いパウダーなどで補助していく必要があります。

 

ミキサー粥レシピ、食べやすさのコツ

 

ミキサー粥は色々なレシピが考えられます。
工夫をすることによって、飽きが来ないように食べてもらうことができます。

 

ご飯をミキサーにかける

 

まずはシンプルにご飯からミキサー粥を作ることです。
食べやすくするために、ご飯を温めてから使うと、なめらかな口あたりになります。
水分を加えてとろみをつけるのも一般的です。
この水分を水だけでなく、だし汁などで栄養を補うとよいでしょう。

 

お粥からさらにミキサー

 

お粥の状態でさらにミキサーをかけると固くなってしまうので、だし汁などで調整をして食べやすくまた味を変えることが必要です。
また水分以外の栄養素をとることもできます。

このだし汁ですが、色々工夫することができます。
例えばだし汁に納豆を混ぜたり、納豆と昆布をまぜミキサーにかけてもよいでしょう。
またかぼちゃなどの野菜をミキサーにかけてお粥に混ぜて作るのもおすすめです。
ミキサーにあわない野菜もあるので、ご注意ください。

参考記事:ミキサー粥の作り方

 

関西業務用米.comからワンポイントアドバイス

関西業務用米.comでは実際に医療・介護施設様でご参考いただいている「お粥のレシピ」も掲載しております。
ぜひご参考ください。

全粥、七分粥、五分粥、三分粥で水分量が変わる「おかゆ」

天候や病後の影響から口の中のちょっとした変化で、いつもと食べ方が変わるという理解が必要です。
上記、アドバイスでもご紹介しているように、お粥には、全粥のほかに七分粥、五分粥、三分粥などの種類があります。
お米やご飯に対する水の割合が違うだけで汁気と粘りが変わります。
お好みのかたさにするには、生米から作る場合は20〜30分、ごはんから作る場合は5〜10分程度がだいたいの目安です。
煮込む時間はお好みで調整してください。
このように食べる方に合わせてお粥を調節するだけでミキサー粥に近い状態で食べやすくする方法もあります。
全粥、七分(米1に対して水7)、五分(米1に対して水10)、三分(米1に対して水20)の、それぞれお米と水の割合を一覧にした記事もありますので参考にしてみてください。

 

参考記事 全粥とは?五分粥、七分粥、三分粥、などお粥の種類と段階・特徴

 

まとめ

介護職は要介護者が食べやすいように、十分に配慮をする必要があります。
そこでおすすめなのはミキサーを使ったミキサー粥です。
レシピもいくつかあり、工夫をすることで続けて食べてもらうこともできるでしょう。

 

関西業務用米.comからワンポイントアドバイス

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