お米は買ってきて食べきるまでに期間がかかることが多い食べ物です。
そのため、美味しく食べるにはお米の保管方法が大切です。
お米の保管としては最近、保冷庫や冷蔵庫がおすすめとされていますが、おすすめの保管方法について詳しくご紹介します。
お米の保管目的
ますお米を買う際には、1ヶ月程度で食べきる量を買うのがいい方法です。
ただし、冬場ならば2ヶ月程度まではまとめ買いすることも可能です。
そして、お米を美味しく食べるためには、その保管期間の保管方法を工夫することが必要と言えます。
お米は、保管していると気温や湿度の影響を受けやすいため、保管の際には美味しさを損なわないように気を付けて保存することが重要です。
酸化を抑える
まず、お米を美味しく保管するためには、お米の酸化を抑えて保管してください。
お米が空気に触れると、白い粉がふいて味が劣化したり、臭いがしたりするようになります。
食味が悪くなってきますので注意が必要です。
また、この白米の酸化による劣化の現象は気温が高くなると進みます。気温が10度以上の場合には注意する必要があり、冬以外には保管方法に充分気を付ける必要があるでしょう。
また、買った袋のまま保管すると実は、お米の袋には小さな通気口の穴が開いていることがありますので、気を付けてください。
酸化を防ぐことが大事ですので、空気に触れないように密閉容器に入れ替えるのがポイントです。密閉すると防虫のためにもいいでしょう。
防虫
また、気温が15~20度になるとお米に虫がつきやすくなり、20度以上になると活発になっていきます。
お米につく虫は無害と言われますが、気持ちが悪いでしょう。
鷹の爪やにんにく、ローリエの葉などを一緒に入れて保管したり、市販のお米用の防虫剤を入れて対策をしたりするのがおすすめの方法です。
防カビ
また、お米にカビが発生するのを知っていますか。
湿気の多い所で保管すると、カビが発生しやすくなります。
梅雨時などは特に保管場所に注意する必要があります。
お米のカビと言っても気づかないことがあるかもしれませんが、お米が黒ずんできて湿気を帯びているような状態の時にはカビが発生しているでしょう。
防カビ対策としては、湿気の少ない風通しのいい所で保管するのがおすすめです。
保管におすすめ
お米を美味しく食べるために、酸化、防虫、防カビに注意をして保管することが大切ということをご紹介しました。
そのために保管環境としていい場所についてもおすすめしていきます。
業務用や家庭用でお米を美味しく保管する際の参考にしてください。
保冷庫
まず、保冷庫があるならば、お米用の保冷庫に保管するのがおすすめです。
業務用はもちろん家庭用の保冷庫も販売されています。
特に玄米の状態で購入して、保冷庫で長期保存するのもいい方法です。
必要な分だけ保冷庫から出して精米して食べることができていいでしょう。
そうすることによって、新米の時期から長期間美味しい状態で保管できます。
冷蔵庫
また、冷蔵庫の野菜室で保管するのもいい方法です。
冷蔵庫の野菜室ですと温度が10度以下に保てるため保管場所として適しています。
密閉容器に入れて、冷蔵庫の野菜室で保管することで美味しいお米を食べることができるでしょう。
ジップロックなどに小分けをして、真空保管する方法などもありますので、それぞれで保管しやすい方法を考えてみるのがおすすめです。
低温貯蔵庫
また、低温貯蔵庫も業務用におすすめです。
冷気を循環させて低温を保つ低温貯蔵庫は、玄米などにちょうどいい温度が保てます。
玄米保存にいい14度以下に保存できる低温貯蔵庫は、外気温が高くなっても常に低温が保てて保管場所におすすめです。
設定温度が7度~15度程度に設定でき、周りの気温がそれよりも低い場合は、エコモード運転をしてくれるなどがあり、電気代も節約できていいでしょう。
まとめ
お米の保管についてご紹介しました。
お米を保管する際には、お米の美味しさを長持ちさせるように気を配る必要があります。
酸化や防虫、防カビなどに注意をする必要がありますので、それらの環境が全ていい状態に保てるような場所や保管方法を選びましょう。
保冷庫や冷蔵庫の野菜室、低温貯蔵庫など、様々なおすすめの保管庫がありますので、選んでみてください。
白米の場合は10度以下で保冷庫や冷蔵庫で保存するといいでしょう。
玄米の場合も保冷庫や冷蔵庫、低温貯蔵庫で14度以下で保管するのがいい方法です。
玄米で保管して、その都度精米したてを食べるのも美味しく食べるコツですので、保管方法も工夫して、美味しいお米が常に食べられるようにしてみるといいでしょう。