炊いたお米を保存する最適な方法とは

目次

お米を炊いてそのまま全部食べられればいいのですが、保存することも多いのではないでしょうか。
その場合にどう保存したらいいのか、最適な保存方法についてご紹介しますので、参考にしてみませんか。
お米を保存する方法には主に3つありますので、まずそれぞれの保存方法について見ていきます。

炊いたお米の保存方法は主に3

お米を炊いた後に保存する場合については、主に3つの保存方法が考えられます。
まず常温でそのまま保存するや炊飯器にそのまま入れて保存する方法が一つで、2番目には冷蔵する方法、3番目には冷凍する方法です。
それぞれにどのくらい保存できるのかについてもご紹介していきますので、参考にしてください。

常温の場合 56時間

炊いたお米を常温で保存する場合もあるでしょう。
ただ、そのまま炊いたお米を置いておくと乾燥してしまいます。

特に上の方のお米が乾燥して美味しくなくなります。
また、高温多湿などの環境に置かれると腐敗してくることもあります。

常温での保存は、高温多湿でなくても5~6時間程度で食べるのがおすすめです。
朝炊いたご飯をお昼のお弁当に、お昼に炊いたご飯を夕食として食べるなどはよく行われるでしょう。

また、炊飯器に入れた状態でも、最近の炊飯器では美味しく食べられるようになっています。
しかし、実際に美味しく食べられるのは5~6時間ということも多くなります。
保温していることによって水分が抜けていき、食感が悪くなりパサつきます。
お米の色が黄ばんでくることも多いでしょう。

保温を切った状態で長時間そのままにしておくと、温度がさがってご飯が腐敗する恐れがあるので避けましょう。

冷蔵の場合 半日~1日程度

常温で保存しておくことが不安なため、炊いたお米を冷蔵庫に入れる場合もあるでしょう。
冷蔵庫の場合も、半日~1日程度は保存が効きますが、乾燥してしまいます。
蓋のある容器に入れて冷蔵保存しておいても保存にはあまり向いていないでしょう。

お米のαでんぷんが冷蔵庫の0~3℃の低温で冷やされるとβでんぷんに近い状態になってしまうので美味しさが減少してしまいます。

冷蔵庫の中は乾燥していてでんぷんが老化しパサパサの食感になってしまいます。
一度老化してしまったご飯は再加熱しても元の美味しさには戻らないので要注意。

もし冷蔵庫にご飯を入れてパサパサになってしまった場合はチャーハンなどにするとおいしく食べることができます。

冷凍の場合 長期保存も可能

そして、多くの人が炊いたお米の最適な保存方法として行っているのが、最近では冷凍保存です。
冷凍保存は、炊いたお米をできるだけ美味しいお米のまま長期保存するおすすめの方法です。

お米を美味しく保存するには、お米の水分と粘り気を大事する必要がありますので、冷凍保存で一気に急速で凍らせるといいでしょう。
乾燥で水分が抜けないように一気に凍らせることがポイントです。

上手に保存しないと腐敗の原因に

炊いたお米の保存方法についてご紹介しました。
上手に保存をしないとお米は腐ってしまうため十分な注意が必要です。
常温保存の常温とは15度~25度程度のことを指し、菌が繁殖しやすいのは10度~60度です。

それほど暑くなくても菌は繁殖してしまいますので、上手に保存しなければなりません。
特に高温多湿の状況では注意が必要です。
また、何かを混ぜた混ぜご飯や炊き込みご飯なども腐敗が早いため、気をつける必要があるでしょう。

炊いたお米のおすすめ保存は「冷凍」

炊いたお米のおすすめの保存方法としては冷凍保存をご紹介しました。
具体的に冷凍で美味しく保存する方法を順を追ってご紹介しますので、参考にしてください。

炊き上がりも大切

まず、炊いたご飯は炊き上がったら空気を入れるようにしゃもじでほぐしておくことが美味しいご飯にする秘訣です。

小分けする。1食分ずつでもOK

そして、急速冷凍することが美味しく保存するポイントですので、できるだけ平らにして小分けにし、早く凍らせてください。
一食分ずつにしておくと解凍して利用する際にも便利でいいしょう。

ご飯の厚みを均一にしてラップ&アルミホイルに包む

そして、できるだけご飯の厚みを平らにしてラップにくるみ、アルミホイルに包んだり金属トレーの上に置いたりして早く冷凍できるよう工夫するといいでしょう。
平らにすることで早く冷凍できるだけでなく、解凍する時にも均一に温めることができておすすめの方法です。

粗熱が取れたらすぐ冷凍

また、冷凍庫に入れる場合は、粗熱を取ってから冷凍してください。ただあまり長く置いておくのもよくありません。粗熱が取れたらすぐ冷凍するのがおすすめです。

冷凍でも1ヵ月以内に食べることがベスト

こうして冷凍したご飯は解凍すると美味しく食べられますが、冷凍した場合でもできるだけ早く食べる方がおすすめです。
冷凍しても水分は少しずつ失われていきます。
遅くとも1ヵ月以内に食べるのがベストと言えます。

冷凍ご飯を解凍して食べるときは

冷凍したご飯を解凍して食べるときのポイントは
・食べる直前まで冷凍庫から出さず、電子レンジに凍ったまま入れる
・自然解凍は×
・電子レンジで温めるときは1つづつ温める

このようなポイントを参考に冷凍ご飯を美味しく食べてみてください。

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炊く前の米の保存方法は?

では炊く前の米の保存方法はどうでしょうか?

お米は食品表示基準の別表第2で「生鮮食品」に分類されているように鮮度が落ちると風味も落ちてしまいます。
お米は空気に触れると酸化が始まるので精米前の方が精米後より約1年程度長持ちすると言われています。

保存方法のポイントとしては

  • 直射日光や高温多湿を避ける
  • 密閉容器に入れる
  • 清潔な容器で冷暗所へ(風通しがよく15℃以下が理想)
  • 理想は冷蔵庫で保管

となります。詳しくは関連記事をご覧ください

お米の常温管理と低温管理の違いについて

まとめ

炊いたお米を最適に保存する方法として、できるだけ早く急速冷凍する方法をご紹介しました。
平らにして早く凍りやすくして保存するといいでしょう。
炊いたお米はそのまま常温で保存すると味も美味しくなくなり腐敗することもあります。
忘れて放置したりしないように、残ると思ったらすぐ冷凍するのがポイントです。
炊き立ての美味しさをできるだけそのまま冷凍保存するようにしてみるといいでしょう。

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