飲食店を経営しているのでお客様には美味しいお米を食べていただきたいけれど、それと同時にコスパも重視して購入したいと考えている人はいませんか?
この記事ではコスパを考えてお米を選ぶ時のポイントから、コスパ重視で購入する場合に注目してほしいお米の種類まで詳しく解説します。
お米を「コスパ」で選ぶときのポイント
お米をコスパで選ぶ際には、どのようなポイントに気を付ければよいのでしょうか。
4つご紹介します。
買う量が多いと断然コスパ高
お米をコスパで選ぶなら、購入する量に着目しましょう。
「ボリュームディスカウント」という言葉があるように、大量購入は値引きの理由になるためです。
大手価格比較サイトの「価格.com」でコシヒカリの価格相場を購入する量ごとに、最安値と最高値を調べてみました。
購入量 | 最安値 | 最高値 | 1kgあたりの価格 |
3kg | 5,000 | 10,000 | 1,666~3,333 |
5kg | 5,000 | 10,900 | 1,000~2,180 |
10kg | 5,000 | 10,990 | 500~1,099 |
20kg | 5,450 | 10,999 | 273~¥550 |
最安値と最高値だけを見るとコスパがよいかどうかわかりにくいのですが、1kgあたりの価格に直してみると大量購入した方が安く購入できるのが一目瞭然です。
お米を保管する場所が確保できているなら、できるだけ一度にまとめて購入した方がコスパが良くなるということを覚えておきましょう。
ブレンド米だとお得な商品が多い
ブレンド米とは複数の品種が混合されているお米を指し、複数原料米とも呼ばれます。
味、品質、価格を調整するのを目的として作られているため、コスパだけではなく味にもある程度こだわって選ぶことができるのが特徴的だと言えるでしょう。
大手価格比較サイトの「価格.com」でブレンド米の価格相場を購入する量ごとに、最安値と最高値を調べてみました。
購入量 | 最安値 | 最高値 | 1kgあたりの価格 |
3kg | 1,140 | 10,000 | 380~3,333 |
5kg | 1,380 | 17,000 | 276~3,400 |
10kg | 1,860 | 34,000 | 186~3,400 |
20kg | 3,710 | 67,000 | 186~3,350 |
前項目でご紹介したコシヒカリと比較すると明らかに価格が安く、お試し購入などもしやすいのがわかります。
特売セール
衣料品などと異なりお米はセールをする時期が必ず決まっているということではありません。
そこでお米の取り扱いもある大手通販サイト3社のセール時期を表にまとめてみました。
通販サイト名 | セール名 | 時期 |
Amazon | 初売り | 1月初旬 |
新生活セール | 3月下旬 | |
夏先取りセール | 6月 | |
プライムデー | 7月 | |
ブラックフライデー | 11月末 | |
サイバーマンデー | 12月初旬 | |
年末の贈り物セール | 12月中旬 | |
タイムセール祭り | 月1~2回不定期 | |
特選タイムセール | 毎日 | |
数量限定タイムセール | 毎日 | |
在庫処分セール | 毎日 | |
Yahoo!ショッピング | 5のつく日 | 毎月5日、15日、25日 |
プレミアム感謝デー | 不定期 | |
買う買うサンデー | 日曜日 | |
ゾロ目の日 | 毎月11日、22日 | |
いい買い物の日 | 11月11日 | |
楽天 | 超ポイントバック祭 | 不定期 |
楽天お買い物マラソン | 不定期 | |
楽天スーパーセール | 不定期 | |
楽天ブラックフライデー | 不定期 | |
楽天イーグルス感謝祭 | 不定期 | |
楽天大感謝祭 | 不定期 |
大手通販サイトではほぼ定期的に何らかのセールを行っているのですが、時期は都度告知を確認する必要があるため、お米を買いたいタイミングでセールをしているかどうかを各通販サイトでチェックすると、コスパの良いお米を手に入れられる可能性が高まるのではないでしょうか。
昨年度産など
コスパの良いお米を手に入れたいなら、昨年度産のお米に着目するのも1つの方法です。
例えば今年が令和4年であれば、「令和3年産」のお米を探すとお得に購入できる可能性があるということです。
また通販の場合、送料無料のサービスをつけてくれる場合もあるため、こちらもチェックすることをおすすめします。
多収米にも注目
コスパの良いお米を手に入れる際に新しく着目したいのが「多収米」です。
耳慣れない言葉だと感じる人も少なくないかもしれませんが、10a当たりの収量が従来のお米よりも多いお米のことを指します。
農研機構のホームページの品種紹介パンフレットのページでは、最新の多収米にはどのような品種があるのかから食味まで紹介しているので、イメージがあまりよくわかない人はまず目を通してみることをおすすめします。
外食業界で流通している業務用米
多収米は主に中食・外食業界で多く流通しており、収量が多いためブランド米より安いのが特徴的です。
多収米は銘柄にもよりますがコシヒカリと比較して15%~30%ほど多収で、病気に強い、寒い気候に強いなどの特徴を持つ品種も存在します。
生産量は日本におけるお米の総生産量の3%ほどで、業務用米としてのニーズが高いものの、生産が追い付いていないのが現状だと言えるでしょう。
また契約栽培を行っている多収米もあるため、コスパ重視でお米を定期的に仕入れたいと考えているならこのような農家を探し、契約して購入するのもおすすめです。
まとめ
コスパ重視でお米を購入するためには、購入量を考えること、ブレンド米や多収米を選ぶこと、セール時期をチェックすることの3つが大切だとわかりました。
ぜひ自分に合った方法で、お得にお米を手に入れてみてください。