お米の仕入れは、どのような方法で行っている場合が多いのかについてご紹介します。多くの飲食店では仕入れ先をどのように探しているのかについて、ポイントを見ていきますので参考にしていただければと思います。
米卸業者から買う
飲食店などでお米を多く使う場合には、米の卸業者から買うことが多くなっています。
米の卸業者から購入するポイントは、次のような点がメリットとしてあるからです。
外食産業、給食、弁当など、お米をたくさん仕入れ可能
外食産業などの飲食店や給食、弁当などではお米がたくさん必要です。
そのため常に大量のお米を安く仕入れ可能な米卸業者から購入することが多くなっています。
常に大量のお米を安定して確保できることがメリットとして挙げられています。
お米の購入先が決まっていないと商品の在庫も価格も不安定
特定のお米の卸業者との契約をすることで、安定したお米が仕入れられるようになるのがポイントです。
仕入れ業者を決めておかないと、その都度、仕入れ先を探さなければいけなくなり、仕入れの在庫や価格を常に気にしていなくてはならなくなるでしょう。
そして、お米の在庫や価格もその都度不安定になりがちです。
特定の卸業者から大量にお米を仕入れることで単価を抑えることができ、コストの削減に繋げることができます。
米卸業者の場合、契約農家があるので、品質と食味が安定
また、米卸業者から購入する場合、卸業者は契約農家を持っているために、同じ産地、同じ銘柄のお米を仕入れることが可能になります。いつも安定して同じような品質、食味を提供できるのがポイントと言えます。
それぞれの飲食店でこだわりの産地、銘柄のお米を出すことができるのがいい点です。
精米していないお米を買う
また、お米を大量に使う飲食店ですが、できるだけ美味しい新鮮なお米を使うためには、保管について気を配ることが大切となります。
そのため、精米していないお米を多く買って、必要な分だけを精米して使うという飲食店も増えてきています。
防虫・劣化を防ぎ玄米保管が安心
お米は、長く保管すると虫がついたり、味が劣化したりします。
高温多湿を避け、保管方法に気をつけなければなりません。
そのために味の劣化を防ぐために、玄米で保管する方法がおすすめの方法です。
お米の卸業者から玄米で多く仕入れて保管し、その都度精米をして使う方法が長く美味しいお米を提供できる方法としていい方法です。
玄米の状態でお米の卸業者から大量に仕入れる飲食店も増えてきています。
便利な無洗米を買う
また、節水やお米を洗う手間を考えて、便利な無洗米を業務用に購入するのもおすすめとなっています。
お米の卸業者から、業務用の無洗米を仕入れるケースも増えています。
米を研ぐ手間をカット
無洗米を卸業者からたくさん仕入れることで、経費節約や時間の節約をすることができていい方法です。
無洗米を使用することで調理の手間が省け、人件費の節約にもつながったり、洗米の際の水の使用を減らすことができるので節約にもなり、環境にも優しいというメリットがあります。
また、研ぎ方による味の違いがでないので一定のご飯をお客様に提供できます。
卸で仕入れることで、無洗米も安く購入できておすすめです。
ブレンド米を買う
さらに、お米の卸業者からブレンド米を仕入れるのもいい方法です。
それぞれの飲食店の料理に合わせてこだわったブレンド米を仕入れてみるといいでしょう。
複数原料米の方が低価格
また、お米マイスターがいるお米の卸業者では、複数の原料米をブレンドしたお米も低価格で提供しています。
安くてこだわりのブレンド米を仕入れることができていい方法です。
お米は、産地や品種、銘柄によってそれぞれに異なる味わいがあります。
それらに精通したお米マイスターが美味しいお米、それぞれの料理に適したお米をブレンドして最善にしたものがブレンド米です。
それぞれのお米の特徴を活かしながら、複数の原料米をブレンドし、なおかつ低価格で安定したお米として工夫されています。
複数原料米を使うことで、気候などによって不安定な収穫量や味の変化にも対応して1年中安定した味を提供できます。
目的に合わせた好適米もあり、使いやすい
そして、ブレンド米では弁当などの場合には冷えても美味しいお米、カレーにはカレーに合うお米、また和食に合うお米など、それぞれに料理の合わせたブレンドが行われます。
お米の特徴を知ったお米マイスターがいるからこそ、目的に応じてブレンドをした好適米ができます。
ブレンド米を上手に活用してみるといいでしょう。
まとめ
飲食店でお米を仕入れる場合に、様々な産地、品種、銘柄のお米を取り揃えるお米の卸業者から仕入れてみるのがおすすめです。
年間を通したお米の量の確保や安定したお米の美味しさ、こだわりのお米を提供することができます。
最近では、特に「どこのどんなお米を仕入れて提供しています」と掲示する飲食店も増加傾向です。
それぞれにお米へのこだわりを差別化としながら考えている飲食店が増えています。
お米の仕入れの卸業者を持っていることで、こだわりのお米を安くブレンド米などで購入でき、無洗米で手間を省くことも可能になります。
様々な工夫をお米の卸業者と相談されるといいでしょう。