お店で使用しているお米を白米から玄米に変えることで、味を変化させられる、お米の種類を選んでもらえるといったメリットがあります。
さらに、玄米はヘルシーなため、女性や糖質が気になる男性にも人気です。
そこで、お米を玄米に変えることのメリットや、玄米を取り入れたうえで集客するためのコツを紹介します。
お米の糖質が気になる方に、玄米ごはん
玄米と白米を比較すると、エネルギーになるタンパク質や炭水化物の量には大きな違いがありません。
しかし、食物繊維、ミネラル、ビタミンといったほかの栄養素については、数倍～十数倍異なります。
玄米は白米に比べてマグネシウムが約5倍、ビタミンB群が豊富
玄米100gには、食物繊維が0g、ビタミンB1が0.41mg、マグネシウムが110mg含まれています。
同じく100gの白米と比較すると、玄米はビタミンB1とマグネシウムが約5倍、食物繊維が約6倍多く含まれているのです。
ヘルシー志向、女性客をターゲットに
玄米は健康を維持するために必要なミネラルやビタミン、炭水化物、食物繊維などが豊富に含まれています。
また、白米と比較して食物繊維が豊富であり、不溶性食物繊維が腸内で水分を吸収して膨らむことで腸に刺激を与え、便秘解消を促す効果が期待できます。
さらに、ミネラルやビタミンは糖質の代謝を活発にして、太りにくい体質を作るのに役立ちます。
また、ビタミンEは抗酸化作用があり、老化につながる活性酸素の発生を抑制します。健康や美容、便秘解消、ダイエットなどに必要な栄養素が含まれているため、女性客をターゲットにしたい場合におすすめです。
女性層に人気のメニューを玄米に変えてみよう
玄米はヘルシーで栄養素も多く含まれているため、健康志向の方やダイエット中の方に適しています。
そのため、女性層をメインターゲットにして、玄米を取り入れたメニューを検討しましょう。
玄米を取り入れよう
定食や丼もの、おにぎりなどに使う白米を玄米に変更する方法があります。
さらに、白米と玄米を選べるようにする、玄米に合うようなおかずを考案してメニューを増やすのもおすすめです。
白米と玄米を選べるようにするだけで、メニュー数がひとつ増えるようなものです。
選択肢が多いと、お客さんが飽きずに来店してくれるため、リピーター獲得につながります。
玄米は白米と比べると甘味が少ないため、甘味を意識した味が濃いおかずが合うでしょう。
彩りのきれいなおかずを意識的に増やそう
玄米は茶色いため、おかずに彩りを加えてメニューを綺麗に見せることが大切です。
例えば、赤やオレンジ、黄色、緑、紫など様々な色の食材を使ってカラフルに見せましょう。
赤は、調理しやすいパプリカ、トマト、海老などがおすすめです。華やかなオレンジには、人参を使うのが良いでしょう。人参にはビタミンが多く含まれていますが、水溶性のビタミンのため、茹でずに調理するのがポイントです。ほかにも、かぼちゃやサーモンを使ったメニューも検討しましょう。
黄色は、黄色いパプリカを使ったりターメリックを使用して食材に色を付けたりする方法もあります。
緑色は、小松菜、ほうれん草、オクラ、ブロッコリーなどが挙げられ、ビタミンが多く含まれているため健康志向の方や女性客に喜ばれるでしょう。
紫は、紫キャベツや紫玉ねぎなどを使うのがおすすめです。紫色の食材を入れると、高級感を出したりプレートをおしゃれに見せたりする効果が期待できます。また、紫の食材にはアントシアニンが含まれており抗酸化作用があるため、食材の成分もアピールすると魅力を感じてもらえるでしょう。
玄米に変えたことはアピール
お米を玄米に変えたり、選べるようにしたりといった工夫は、積極的にアピールしましょう。
女性やヘルシー志向の男性客にも興味を持ってもらえます。
メニュー、SNSやメディアを利用して宣伝
玄米を取り入れたメニューを作ったら、お店のSNSに投稿する、ウェブメディアに宣伝して記事を書いてもらうなどの方法で宣伝しましょう。
メニュー表にお米を変えたことを記載し、可能であれば看板にも大きく掲示して通りがかる人にアピールするのがおすすめです。
なお、SNSを運用する場合は、継続することが重要です。更新していないアカウントはフォロワーがいいねが集まらず、集客効果も期待できません。更新していないということは「フォローしても最新情報は入手できない」と思われるためです。
SNSは継続して更新し、最新情報が入手できるアカウントだとアピールしましょう。
さらに、更新を継続することで新規のお客さんを呼ぶだけではなく、1度来店したことがあるお客さんにお店を思い出してもらえます。毎日更新するのが難しくても、2～3日に1回は投稿をしましょう。
まとめ
白米を玄米に変えるだけで、これまでお店に来たことがない方にも興味を持ってもらえる可能性が高いです。玄米は健康に良いというイメージを持つ方が多いため、健康に気を使う年代の方や、ダイエットを意識する方の来店を促せます。
実際に、玄米は白米と比較すると食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。
玄米を取り入れて、ヘルシー志向のお客さんを呼び込みましょう。
