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コラム

大阪の業務用米卸売業者について

目次


今や業務用米はその量やニーズの多彩さにかかわらず、全国どこからでも入手できるようになりました。

しかし日本に根強く残るその土地の食文化や好みを無視して飲食の仕事に取り掛かるというのは難しいことなのではないでしょうか。

大阪で西日本産のより良い業務用米を手に入れるためにおさえておきたいポイントをご紹介します。


1.西日本特有のお米の好み、業務用米の動向について知っておきましょう

西日本と東日本ではお米の味の好みに違いがあるということを皆さんはご存知でしょうか。

東日本ではコシヒカリ、あきたこまち、つや姫などの銘柄米に代表される粘り気の強いお米が好まれます。

また炊き上がりは東日本では比較的固めにすることを求められます。

これは漬物などの塩分のしっかりした味がついたおかずを食べることが多かったためです。

反対に西日本ではヒノヒカリ、姫ごのみ、さとのつき、森のくまさんなどの銘柄米に代表される粘り気の弱いお米が好まれます。

炊き上がりは西日本ではやわらかめが良いようです。

出汁を効かした薄味のおかずが多いのがその理由です。

これらの銘柄米の価格を農林水産省が出している令和元年産米の相対取引価格・数量で調べてみると、東日本で好まれる銘柄と西日本で好まれる銘柄で大きな価格差はないのですが、同じ価格でもお客様の好みを鑑みた業務用米を仕入れるのと仕入れないのとでは、売上に大きな違いが出るのではないでしょうか。

またJA.comで近畿地方のJA担当者にアンケートを取ったところ、生産者が米余りになるのかや、今年の米価はどうかなど国の政策で一喜一憂する傾向にあるとの見解を示しており、国の動向による業務用米の相場変動に対してかなり敏感である様子が見て取れます。

このような西日本特有の業務用米についての情報を鑑みながら大阪では仕入れをするのが望ましいと言えるでしょう。


2.大阪の業務用米卸売業者の特徴

西日本全体や大阪の土地柄を理解した上で店のニーズに合った業務用米を提案してくれる頼りになる存在なのが大阪の業務用米の卸売業者ですが、どのような特徴があるのでしょうか。

まず1つめの特徴ですが、大阪の業務用米卸売業者は老舗か若い会社かに二極化していて、老舗の方は50年以上も続いている会社であるケースが多く、若い会社の方は会社を設立してまだ5年以内であるのも珍しくありません。

老舗の卸売業者は業務用米についての知識やノウハウの積み重ねが強みと言えるでしょうし、若い会社は新しい発想のサービスをいち早く生み出す可能性が高いのが強みでしょう。


2つめの特徴は大阪の業務用米卸売業者は東京の業務用米卸売業者に比べて数が少ないということです。

例えば2015年、東京商工リサーチで行った「米麦卸売業」動向調査においては関東地方の卸売業者が全体の3割を占める128社あるのに対し、近畿地方の卸売業者は45社しかなかったのです。

これを大阪の卸売業者に絞ればさらに数は減るので、業者を検討する時に1社ずつ慎重に比較検討できるのがうれしいポイントと言えるでしょう。


3.大阪で業務用米についてのご相談は「みどりフーズ」へ

弊社みどりフーズは大正2年の創業以来、給食会社、病院・施設、旅館・ホテル、食材卸及びスーパー・小売店各社約500社(平成30年1月度現在)様、延べ1000社以上とお取引をいただいて今日に至っております。

創業100年という弊社の歴史の中で長年お客様のニーズを掘り起こし、それに応えてきたという確かな実績を持って、弊社ではご相談からお取引までの間を「診断と処方」と位置づけ、きめ細やかな対応を心がけているのです。

「診断と処方」の流れをご紹介します。


①取引内容のご確認

お客様より弊社に問い合わせをいただいた後、品質アップかコストダウンかの確認等、おお客様のニーズについて細かくヒアリングさせていただきます。


②現状ご使用のお米を分析

お店で現在使用されているお米を2合程いただき食味計・穀流判別機にて分析いたします。


③ご案内商品の決定

分析結果のデータを確認し、お米のソムリエ・米食味鑑定士により社内試食にてお客様にご案内する商品を決定します。


④ご提案

ご提案の際は現状使用されているお米と弊社提案のお米を炊飯して持参し食味比較をしていただきます。(この時ご提案するお米は3種類以上です。)


⑤最終クロージング(3カ月お試し等)

検討結果の確認の上、取引を開始するかどうかのお返事をいただきます。


4.まとめ

関西一円に特化した営業活動を行うことで、運送経費を下げることだけではなく、お取引をいただいた後の様々なニーズやトラブルにも対応できるのが弊社の強みです。

また自社社員・自社便でお届けするフットワークの軽さも皆様のニーズにお応えするための大切な要因と考えております。

このHPの記事に目を止めてくださったのも何かの縁かもしれません。

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