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焼肉に合う米!お肉を美味しく食べられる好適米の特徴は?

目次

とある焼肉店では「カルビ専用ごはん」としてメニューに君臨するなど、美味しい白飯の存在は焼肉屋に外せない重要なセールスポイントのひとつです。 今回は焼肉に合うお米の特徴についてお伝えします。

好きな肉料理の7割強「焼肉」

 

好きな肉料理の上位は「焼肉」7割強、「カレー」「しょうが焼き」「トンカツ」「餃子」「からあげ、フライドチキン」が各60%台。


精肉類・肉料理に関するアンケート調査

【調査対象】「MyVoice」のアンケートモニター
【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
【調査時期】2020年09月01日~09月05日 【回答者数】10,279名
【設問数】 7~9問(自由回答の設問が1問含まれます)
ローデータには約30項目の登録属性がつきます
【調査機関】マイボイスコム株式会社


一般的に家庭で並ぶお米のブランドよりも多量に収穫できる品種のお米である場合が多いこと、外食産業や中食産業で利用される点から一度に頼む量が30kg以上が基本であることなどが業務用米の特徴として挙げられます。

焼肉に相性抜群のお米の特徴は?

焼肉屋で食事すると「最初からアツアツのお米とタレの染みたお肉を一緒に食べる」人や「はじめはお肉だけを楽しんで油が回ってきたら白飯でリセットする」人など食べ方は人により異なりますが、焼肉と言えば白飯で食べる派が圧倒的に多く、焼肉に白飯は欠かせない存在です。
焼肉屋チェーンにおいても土鍋で炊いた白飯や焼肉専用のお米の提供など随分と力を入れています。
では焼肉に合うお米とはどんな特徴があるでしょうか。
焼肉はお肉本来の旨みはもちろん、タレにしみ込んだお肉を楽しむ料理です。

焼肉のタレはお肉の旨みに負けないような濃いめの味付けが多く、焼肉にお米が合うことが定説なのはタレとの相性だとも言えます。
そのため焼肉に合わせるお米としては炊き上がりが柔らかすぎない品種が良いでしょう。

例「こしひかり」「ミルキークイーン」「いちほまれ」など。

タレは液状なためタレに染み込ませたお肉に合わせるお米が柔らかすぎてはベタベタになってしまい、せっかくの焼肉が最大限に楽しめません。
お米のひとつひとつがピカピカと輝き、ツヤがある炊き立てのお米がやっぱり焼肉には望ましいでしょう。
また焼肉といえば肉がメインではありますが、その場を彩るピーマン、にんじん、キノコもとても魅力的です。
焼肉の肉・野菜は塩で食べる「素材の味を楽しむ」派も多いので、肉と野菜の旨みを消さないような自己主張の強すぎないお米であること、それでいてタレにも負けないお米本来の甘みや旨みがあることが求められています。

お肉とご飯の魅力について

先ほども少し触れましたが、焼肉には何故ご飯が合うのか?それは焼肉においてのお米として主役級の美味しい白飯を求められているけれど、お肉や野菜・タレの美味しさを何倍にも引き出す脇役の役割を果たしているからです。
一定の基準をクリアした美味しいお米でないと、この難しい役割は担えません。
美味しいお米を作るには育った環境がとても大切です。
お米は収穫前でもやはり“水”がとても大切で、豊かな水があり水はけのよい土地で育てることが前提です。

寒暖差が激しい土地で育つとお米が甘く、美味しさをぎゅっと閉じ込めているので旨みが増したお米になります。
また植物の育成に必要なミネラルがたっぷり詰まった豊かな土地で育ったお米は、大きく立派に栄養を持って育ちます。
新潟産や福井県産の「こしひかり」は寒暖差が激しく肥沃な土地で育つことからその甘さや旨さは折り紙付きです。
白飯として単体で食べると口の中で甘みが噛むほどに溢れ、白飯の美味しさで幸福感が口いっぱいに広がります。

それでいて変な主張はせず、個性溢れる濃い味付けの料理の前では一歩下がり、ちょうど良くおかずの良さを引き出してくれます。
焼肉に合わせても例外ではなく、ご飯にタレをたっぷりと絡ませた肉を巻き付けて一緒に食べた時の美味しさは格別級に絶品です。
白飯の程よい甘みがタレの濃さと最高にマッチして、程よく脂っこさを打ち消してくれる効果があります。
また「こしひかり」「ミルキークイーン」「いちほまれ」はその旨みを最大限生かし、素材本来の旨みも引き出してくれる相手として最適な品種といえるでしょう。

まとめ

今回は焼肉に相性抜群のお米をご紹介しました。
焼肉で食べる際には、もっちり柔らかめの銘柄で「コシヒカリ」「ゆめぴりか」などの主役級に美味しくもあり、脇役にも徹してくれるお米を是非試してみて下さい!