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コラム

「穀粒判別器」とはどんな機械?

目次

「穀粒判別器」という機械について聞いたことがあるでしょうか。米粒の状態を細かく判別し、鑑定する機械です。これまで人の目視で行われていたお米の判別を機械で行え、データ管理できる画期的なものとなっています。どんな機械なのかをご紹介しますので、新しいお米の鑑定法について知ってみませんか。

一般社団法人 農協協会HPより


農林水産省の規定に即した「穀粒判別器」の登場

農林水産省の規定により、2020年から新型穀粒判別器による鑑定ができるようになっています。米粒には、死米、着色粒、割れたり砕けたりした胴割粒、砕粒などが混入していますが、それらが機械でわかるようになったのが「穀粒判別器」です。


農林水産省の農産物検査「農検モード」の規定に則った鑑定が、機械でできるようになっています。死米の混入割合を5.0%に規定しているなどの規定があり、穀粒判別器の仕様や穀粒判別器の仕様確認申請のためのデータや測定方法なども農林水産省によって決められています。きちんとした規定を設け、機械で鑑定するように変わろうとしています。


「穀粒判別器」とは実際にどんなことをする機械なのか?

穀粒判別器が実際にどんなことをする機械かですが、1000粒程度の米粒をトレーに載せて、穀粒の画像を解析します。そして、正常な米粒の中での死米や着色粒、胴割粒、砕粒の割合を計算します。


「穀粒判別器」の装置の働き・測定方法の変化とは

米を一粒ずつ表、裏、側面の3方向から撮影する機械も中にはあり、裏面や側面も鑑定可能です。より精密な鑑定ができるようになっています。主食用の米でもこうした機械による検査が2020年産のお米から一部でスタート。米の等級を決める際に、これまでは有資格者が目視で決めていましたが、これからは機械のデータで管理されるようになるでしょう。


「穀粒判別器」のデータを活用した独自の規格での仕入れが可能に

最近では、業務用のお米をそれぞれのお店や会社独自の規格で、直接仕入れる場合も増えています。その際に、穀粒判別器の細かなデータが品質を分析するには適しています。また穀粒判別器は、コンパクトで高性能な機械がありますので、鑑定もしやすいものです。


まとめ

穀粒判別器は、米の等級を決める際などにこれから活躍していくでしょう。データで米粒の管理をすることで、細かくこだわったお米を求めていくことも可能です。独自の基準を満たした、安定したお米の品質を保てるようにもなります。それぞれの料理や業種に適したお米を求めていくこともしやすくなるでしょう。