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コラム

無洗米と普通米では洗い方、炊き方、水の量の違いとは?

無洗米と普通米では洗うとき、炊くとき、水の量は違う?

目次

手軽に炊けて時短になる無洗米を使ってみようかと考えているけれど、水加減がよくわからなくて一歩踏み出せないという人はいませんか?
この記事では、無洗米と普通米との違いから、炊く時に悩みやすい必要な水の量の違いまで詳しく解説します。


無洗米と普通米との違い(見た目、味など)


無洗米とはお米を研がずに水を加えるだけで炊飯できるよう、精米時に肌糠を取り除いたお米です。
無洗米と普通米では一見大きな見た目の違いはありませんが、電子顕微鏡でそれぞれの表面を750倍に拡大して見てみると、普通米では多くの肌糠が残っていますが、無洗米では肌糠が取れ旨味の層がきれいに並んでいるのがわかります。

無洗米と普通米の味の差はないと言われていますが、この旨味の層を削り過ぎて取り去ってしまっている無洗米は美味しくありません。
特定非営利活動法人全国無洗米協会では、旨味成分が損なわれていない無洗米を認証無洗米として認証しているので、美味しい無洗米を選ぶならこの認証を受けているかを確認するのが望ましいでしょう。

参考:特定非営利活動法人全国無洗米協会「協会認証無洗米がお得な理由」


無洗米なら洗米の必要がなく環境にやさしい


無洗米は通常の精米では取り切れていない糠を特別な技術で除去しているため、基本的に洗わなくて大丈夫なためお手軽です。
お米を研がずに炊くことができるので、普通米と比較すると研ぐのに使用する水の量の分、必要な水は少なくなります。
無洗米を使用することで水の節約になり、糠を下水に流す必要もなくなるので無洗米は環境にも優しいお米と言われているのです。


美味しく炊くために普通米より水の量は少なめに

無洗米は肌糠を取り除いているため普通米と比較すると粒の1つ1つが小さく、普通米用の計量カップで計測した場合お米の量が5%ほど多くなってしまいます。
このため普通米の水加減と同じ量の水で無洗米を炊くと水の量が足りなくなるため、パサパサとした食感に仕上がってしまうのです。

無洗米は60分ほど浸水させた後、5kgに対して水7.25~7.5リットル
3kgに対して水4.35~4.5リットルで炊くのがよい

でしょう。
普通米では米と水の割合が1:1.2とされますが、無洗米では1:1.45~1.5程度とするのが目安です。

無洗米をおいしく炊くためには、以下のポイントに注意することが大切です。
●お米の量を計量する 無洗米は、従来のお米よりも水分が多く含まれているため、お米の量を少なめにすることがオススメです。
通常のお米と同じ量を炊くと、水分量が多くなり、べとつきが生じることがあります。

米と水の比率を守る お米と水の比率は、通常のお米と同じく1:1.2~1.3が基本となります。
ただし、お米の品種や炊飯器の種類によっては微調整が必要です。
また、お好みに合わせて水の量を調整することもできます。

炊飯器の水加減設定を調整する 無洗米は、従来のお米よりも水分が多いため、炊飯器の水加減設定を調整する必要があります。
一般的には、通常のお米よりも少し少なめの目安で設定すると良いでしょう。

炊き方で工夫するところは?

炊飯器の種類によっては、「無洗米モード」を利用する 一部の炊飯器には、「無洗米モード」という機能があります。
この機能を使うと、より美味しく仕上げることができます。
炊き上がったら、蒸らす時間を設ける 炊き上がったお米は、10~15分程度蒸らすことで、もっちりとした食感に仕上がります。
蒸らし時間を設けることで、おいしい無洗米を楽しむことができます。

以上のように、無洗米をおいしく炊くためには、お米の量や水の量、炊飯器の設定、蒸らし時間などを注意深く調整することが必要です。



参考:特定非営利活動法人全国無洗米協会「業務用の炊き方」

無洗米と白米の違いについて
関連記事:無洗米と白米の違いについて


まとめ


無洗米では普通米と比較すると洗う時には水を使用しませんが、炊く時に使用する水の量は普通米ではお米の1.2倍に対し無洗米では1.45倍~1.5倍となり少し多くなることがわかりました。
炊飯器の水加減設定を調整する 無洗米は、従来のお米よりも水分が多いため、炊飯器の水加減設定を調整する必要があります。
「無洗米モード」という機能がある炊飯器なら利用するなど一般的には、通常の普通米よりも少し少なめの目安で設定すると良いでしょう。