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日本のお米と世界のお米(外国のお米)


当たり前のように食卓に並ぶ炊きたての一膳のごはん、日本人にとっては最高の美味しいご馳走です。しかし、「世界のお米」の視点から見れば「日本のお米」は歯応えも味気もないイマイチな味覚なのかもしれません。
今回は世界という視点から見た「日本のお米」と「世界のお米」を考察します。


「日本のお米」は「世界のお米」の視点から見れば20%のシェア

世界中にあるお米を大別すると下記の種類に分かれます。

・インディカ米

一般的にインド型といわれ、日本のお米に比べ細長い形状が特徴です。

インド、タイ、ベトナム、中国、アメリカが主な産出国。

世界の消費量の8割以上を占める代表的な「世界のお米」です。

粘り気がなくパサパサとした食感、独特の臭いと味が特徴。

チャーハンなどに合う品種として知られています。

食べ方は、煮て食べるのが一般的です。

・ジャポニカ米

日本型といわれ、日本で作られるほとんどのお米はジャポニカ種、丸みを帯びた楕円型の形状が特徴です。

日本、朝鮮半島、中国北部が主な産出国。

ジャポニカ米の需要は世界での消費量の20%弱、日本人としては意外に少ない数字のようにも思います。

弾力があり、熱を加えると粘りが出るのが特徴です。

食べ方は、白米なら炊く、もち米なら蒸すのが一般的です。

・ジャパニカ米

ジャワ型といわれ、形はジャパニカ米とインディカ米の中間のような形状です。

ジャワ、インドネシアなどの東南アジア、イタリア、スペインで栽培されています。

パエリアに使われる品種です。

少し大粒で、あっさりとした食感が特徴です。

・古代米

稲の原種である野生稲の特徴を受け継いでいるお米をいいます。

古代米にもいろいろな種類がありますが、一般的に知られているものでは、ヌカの部分に赤い色素(タンニン)を持つお米を「赤米」、紫黒系の色素(アントシアニン)を持つものを「黒米」、緑の色素を持つものを「緑米」といいます。

生命力が強く、劣悪な環境でも育ちますが収穫できる量は半数以下。

栄養価に優れ、美容食としても注目されています。


パンとごはん、どっちが多い?「世界のお米」の動向

世界中で生産されている主なお米の種類はおよそ1000種。世界中で10万種類以上の稲が栽培されているといわれています。
年間の生産量は4,7億精米トン。そのうち日本の生産量はわずか2%程度にとどまります。生産量の一位は中国、全体の31%を占めています。ついでインド、東南アジア、南アジア、南米、日本、アメリカ合衆国。ヨーロッパではイタリア、スペイン。アフリカではマダガスカル、エジプト。オーストラリアもお米の産出国として有名です。輸出量の最も多い国はインド、全体の25%を占めています。お米は南極を除く全ての大陸110カ国で生産され、世界の半数以上の人々の主食となっています。
世界のエネルギー摂取量の20%がお米、小麦の19%、トウモロコシの5%と続きます。消費量の最も多いのはバングラデシュ、一日の消費量はおよそ470グラム、これは日本人の平均的な消費量の約3倍。ついでラオス、ベトナムなどのアジア圏、アフリカ、中南米、日本の順になります。


世界で作られている「日本のお米」

ブレンド米としても使用されるジャポニカ米は中国北部、朝鮮半島、台湾北部、タイ、ベトナム、アメリカ合衆国西海岸一帯、アーカンソー州などの南部、オーストラリア、エジプト、ブラジル・アルゼンチンなどの南米で栽培されています。

その内日本国内で消費される輸入米の50%以上はアメリカからの輸入米です。

そこで、

海外で生産されるジャパニカ米の美味しいお米と評価の高い「日本のお米」をあげてみました。

・カリフォルニア産「コシヒカリ」

外国で作られる「日本のお米」でまずあげられるのがこのお米です。日本の「コシヒカリ」と遜色なく、むしろ国産の安い「コシヒカリブレンド米」より美味しいという評価も得ています。

・イタリア産「ゆめにしき」

イタリアのお米は、工程が稲作りから収穫まで日本の方法と同じに作られています。

イタリア北部にはリゾットに使用するお米など、お米の栽培が古くからおこなわれている地域もあり、日本と共通する食感があるものと思います。

・オーストラリア産「コシヒカリ・ライス

オーストラリアのお寿司に使用するお米です。

オーストラリアはオージービーフだけでなく魚介類も新鮮。マグロやサーモンは日本でオーストラリア産のものも多く食されています。

オーストラリアでは寿司も人気メニューのひとつ。そこで使用されるお米は日本の美味しいお米と遜色ありません。

その他、アメリカ産「スイートライス」(もち米)やイタリア産「めぐみ」なども「美味しい」と評判のジャポニカ米のひとつです。


「世界のお米」古代米の魅力

今注目の古代米のご紹介です。古代米にもいろいろな種類があります。

日本には2000年前の古代中国から伝わったとされています。

・赤米

玄米が赤褐色、ヌカの部分に赤い色素(タンニン)を多く含んでいます。軽く精米すると薄い赤色になり、ヌカを取り除くと白米になります。赤飯の起源であると考えられています。

現代の白米に比べタンパク質、ミネラル、各種ビタミンが多く含まれています。

調理法として

魚介類と混ぜてパエリアにするとカラフルで見た目もきれいです。

白米と混ぜて本物の赤飯を作るのもアイデアのひとつ。

・黒米

玄米が黒く、ヌカに紫黒色(アントシアニン)を含んでいます。軽く精米すると紫色のご飯が出来上がります。おはぎの起源として知られ、古くから祝いのお米として珍重されていました。

中国では豊富な栄養素をふくんだお米、不老長寿の米として喜ばれています。

タンパク質、ビタミンB郡、ナイアシン、カルシュウム、マグネシウムなどが豊富に含まれ、老化防止、美容効果も高いといわれています。


まとめ

日本人にとって「モチモチ感と粘り」があるご飯が美味しいという先入観がありますが、世界にもそれぞれの味覚があって当たり前。たぶんインディカ米でなければ味気ないという感性が8割を占める主流なのでしょう。
日本の味覚を守ることも大切であるのと同じに、世界の味覚を知ることも新たな視野が広がるきっかけになるかもしれません。