お米を保存する際に、特に何も考えることなく米びつを利用している人は多いのではないでしょうか。
しかし、最新のお米の保存方法にはジップロックという選択肢もあるのです。
この記事では米びつとジップロックの違いからお米をジップロックで保存するメリットまで詳しくまとめてみました。

引用元
ソフトブレーン・フィールド株式会社
「マルチプルID-POS購買理由データPoint of BuyⓇ」(以下POB)アンケートモニター(n=3,974名 男女40代~50代中心)を対象にアンケート。
2018年10月26日(金)~10月29日(月)に実施
お米はジップロックで密閉保存して米びつとして使う
お米は高温多湿の環境で劣化しやすくなり、コクゾウムシという虫も発生しやすくなります。
米びつは密閉できるため防虫効果が高く、ある程度の温度管理もできるため、お米を保存する入れ物としての役割を長い間果たしてきました。
しかし最近、お米は常温保存より冷蔵庫などの冷暗所で保存した方が長持ちすることや、あまり大量には保存せず1か月程度で食べきれる量を保存する方が望ましいことがわかってきています。お米は15℃以下の涼しいところの方が品質劣化の速度を遅らせるのですが、難しい場合は虫の発生しにくい密閉保存が最適です。
そのため米の保存方法を見直し、米びつではない別の入れ物を検討する人が増加してきたということです。

精米したコシヒカリを室温10℃、30℃で90日間保存したときの味度値(おいしさ)の変化を表したものです。
グラフからお米は保存温度が高いと劣化する速度が速い
チャック付きの袋(ジップロック)で常温、冷凍保存もできる
お米の新しい保存方法として注目されているジップロックとは、どのような特徴をもつ製品なのでしょうか。
ジップロックとは旭化成ホームプロダクツが開発・販売している食材や小物を保存するためのキッチン用品で、常温、冷蔵、冷凍などさまざまな保存方法に対応しています。その品質と使い勝手の良さから家庭だけではなく、業務用としても広く用いられています。
お米をジップロックで保存する効果、サイズとメリット
お米をジップロックで保存するメリットを2つご紹介します。
①密閉できる
お米を保存するには防虫のため密閉できる入れ物が望ましいですが、ジップロックには閉まる感覚が手に伝わるスマートジッパーが採用されているため、閉め忘れを防止ししっかりと防虫することができます。
②サイズが大きすぎない
ジップロックは、冷蔵保存に使用できるストックバッグでフリーザーバッグMは縦が18.9cm、横が17.7cm。
一番大きいLサイズが縦:273mm×横:268mm ×厚さ:0.04mmと大量のお米を保存できるサイズとは言えません。
小分けして1か月分程度のお米を保存するにはぴったりのサイズ感です。
炊飯1回分単位でお米を保存するのもジップロックは役立つということです。
これら2つのメリットから、高温多湿と虫を避け小分けにしてお米を保存できるジップロックは、最新のお米の保存方法に即した入れ物であると言えるでしょう。
参考:旭化成ホームプロダクツ「ジップロック 商品詳細」
まとめ
お米の保存容器と言えば以前は米びつ1択でしたが、現在は最新のお米の保存方法に基づいてジップロックを選ぶ人も多くなってきているとわかりました。
お米を美味しく食べるためにも、保存方法を新しく見直してみてはいかがでしょうか。

株式会社みどりフーズは専門の米食味鑑定士が多数在籍するお米専門の卸会社です。
大正2年創業、創業から100余年の豊富な経験と実績からお客様のニーズに合った最適なお米をご提案しております。